9月13日 日本のODAでつくられたインドネシアのスマトトラ島コトパンジャンダムによる強制移転による生活破壊 環境破壊の損害賠償を日本国政府やなどに損害賠償を求めたインドネシアの原告3人との交流会をひこばえで行いました。
東京地裁の判決は「インドネシアの内政問題」と危険性を承知しながら放置した日本政府らの責任を免罪する不当なものでした。
現地の人々は、川や畑のめぐみで自然と共生して暮らしていました。強制移転により、井戸水も枯れ、アスベストの屋根を伝わる危険な水を飲むか、タンク1杯200円の水を買わなければならない状態に追い込まれました。
生活の基盤としてのゴム木も土壌が痩せて育たず、収入の糧になりませんでした。
また、ダムは貯水が十分でなくまともな発電すらできない状態です。住民になんの利益ももたらさないダムが、日本企業と現地の官僚の利益のためにつくられたのです。「戦略的ODA」と現地のためでなく日本の「国益」のためにODAが一層純化されようとしています。このようなODAは必要がありません。ODAが本当に必要なのかどうか一から検討する必要があります。
現地の住民の惨状に思いをはせない裁判官にも怒りを感じます。
