談合裁判は終わっていない | 手塚たかひろ日誌

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「平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会」事務局長手塚たかひろのブログです。市民のひろば「ひこばえ」で生活相談も行っていますので、お気軽にお越しください。

手塚隆寛の日誌 7月9日 枚方市役所前で宣伝


7月8日早朝枚方市駅、7月9日昼前枚方市役所前と談合裁判は終わっていない。徹底究明を求める宣伝行動をしました。市役所前では、合わせてソマリア沖からの自衛隊の撤退と、今国会に上程された、「北朝鮮特定貨物の検査等に関する特別措置法」反対の宣伝行動を行いました。制裁の強化や軍事力を背景にした臨検では、北の核開発は終わらないだけでなく、緊張激化、一触即発の危険をはらんでいます。軍事力では平和は作れません。いたずらに敵視政策をとるのではなく、平和条約締結をめざした話し合いの土壌作りが大切だと思います。ビラの片面を貼り付けます。

 

 談合裁判は終わっていない

前市長らは有罪判決 市役所、市議会は今こそ徹底究明を

枚方市議会を傍聴しました。(615日から625日)私たちは徹底究明を求めての100条委員会設置の要望を610日市議会議長へ提出しました。

小堀前副市長は無罪判決でしたが、大阪地裁は、中司前市長、初田元市議会議員に談合罪で有罪判決を下し、巧妙で計画的で談合の端緒を作ったと断罪しました。

「枚方市として小堀前副市長名誉回復をすべき」「官製談合ではなかった」「これで談合問題の質問は終わりにしたい」と、発言する議員もいました。また、枚方市の幹部は「役所ぐるみの談合はなかった。行政の事務執行プロセスに問題がなかった」と発言しました。

市長は、「行政のトップの小堀氏の無罪」により、「枚方市の名誉」回復ができたかのような発言をし、それを市広報に載せています。

 議会は100条委員会設置の議員提案を「前副市長の無罪が確定したので、枚方市には一点の曇りもなかった」との反対意見などで否決しました。枚方市のトップ前市長に談合罪で地裁において有罪判決が出ています。前市長らが控訴し裁判が継続中とは言え、「官製談合がなかった」「一点の曇りもなかった」などと言い切れるはずがありません。小堀副市長の無罪確定は、100条委員会設置を否決する理由にはなりません。談合事件の究明をこれで終わらせてはなりません。枚方市の名誉回復には市役所や市議会の手で事件の徹底究明が必要です。

市民の税金27億円を取り戻そう

 私たちは、談合事件の徹底究明と無駄使いされた税金を取り戻すために、27億円の損害賠償を求める住民訴訟を枚方市長宛に起こしています。

大阪地裁は、前市長らが、清掃工場建設談合事件の端緒を作り談合に関与した、談合により枚方市は無用な公金支出をさせられたと、認定しています。

 また、ほぼ同じ時期に同規模の城南衛管の清掃工場は、約60億円(税込み)で建設されました。枚方市116億円の約半分です。「城南衛管の58億円は適正であった。しかし、情勢の変化などがありそれが枚方市の適正価格にはならない」(議員発言)と、問題なしとして済ませることはできない差です。「当時の情勢から、当初予算の100億円以内でできると思っていた」との市職員の裁判証言があります。「行政の事務執行プロセスに問題はなかった」と言い切り、談合を許し市民の税金を無駄遣いした反省がない市民不在の姿勢が問題です。私たちは、当初予算約99億円の9割(談合がなければ落札率は90%以下と言われている)の90億円との差26億円と出直し市長選挙の費用などを入れて少なくとも27億円が無駄使いされたと考えています。

現市長、枚方市議会は、何故、城南衛管とこれだけの開きがあるのか徹底究明し市民へ説明する責任と無用に支出された市民の税金を取り戻す責任があります。

 平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会

枚方市禁野本町1丁目5-15-106 「市民の広場ひこばえ」

 072-849-1545 (FAX共) 

共同代表 松本健男 家高憲三 黒田薫 鈴木めぐみ 

廻廣巳 おおた幸世     事務局長 手塚隆寛