地域で普通に育つ 鶴島緋沙子さんを向けて語る集いを開催 | 手塚たかひろ日誌

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「平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会」事務局長手塚たかひろのブログです。市民のひろば「ひこばえ」で生活相談も行っていますので、お気軽にお越しください。

手塚隆寛の日誌 鶴島緋沙子さんと参加者

  「平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会」は、5月31日 枚方自閉症児(者)親の会代表鶴島緋沙子さんにおいでいただいて語るつどいを開催しました。

  自閉症の子供さんを地域の幼稚園、小学校、中学校、高等学校と当たり前に普通学級に通わせてきた思いや、それを支えた多くの人たちとの出会いが肩を張ることなく語られました。小学校では、担任教師が教室にベッドを持ち込んで受け入れを保障したこと、その結果、クラスの子どもたちが当たり前に自閉症の友達を受け入れることができたお話。中学校で、同じ仲間としてぶつかってきた友達、その結果、親としては無理だと思っこともできるようになったことなど。具体的で、地域の中で当たり前に育つことが障害を持った子、その周りの友人たちを大きく変える力になることがよくわかるお話でした。

   障害児が地域の学校で学ぶことを保障してきた枚方の教育が、大きく変えられようとしています。地域の学校で学びたいとの親や子供の声を受け入れことができる教育は、差別選別の対極にあります。格差教育が進められている現在、誰もが地域の友達とともに育つことができる教育を大切にしたと思います。