中司前枚方市長に懲役2年の求刑 | 手塚たかひろ日誌

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手塚隆寛の日誌 2月5日 枚方市村野の風景


 2月4日の中司前枚方市長の公判は、傍聴希望者が多く整理券が発行されましたが、運よく傍聴することができました。


 検察は、悪質な談合で影響力は重大 被告人の役割重大 反省もない 厳罰にすべきと懲役2年を求刑しました。


弁護側は、平原は虚言癖ある。検察のストーリーに合わせて証言している。証言は信用できない。中司被告人はお金を1円ももらっていないし、大林に約立つことはしていない。大林は枚方の公共工事の受注調整を行っていない。などと述べて無罪を主張しました。

本日の弁護士も大林組が税込約58億円で楽落札したことが不当に高くない。枚方市に損害を与えていないと述べました。

清掃工場の建設費は、プラント工事費と建屋工事費の比率は7対3か6対4と言われプラントの比重が高いのが一般的です。しかし、枚方市の場合は、プラントは税込み約57億円で、建屋工事の方が高いという考えられない事態になっています。枚方の建屋が特別に高い理由がわかりません。明らかに高い買い物をし、税金の無駄使いをしたと言えます。分離発注したことが全体としてプラント、建屋と2重の談合を生み出し、近隣の城南衛生管理組合の清掃工場建設費の2倍を超えるものになったことを全く考慮していません。仮に善意で進めたとしても、結果として、これだけ高い買い物をした責任は重大です。


有罪か無罪かは裁判にゆだねるにしても、プラント工事の価格が適切であったのか、建屋の価格は適切であったのか。プラント工事でも談合がなかったのか。分離発注は談合防止に役に立つのかなど、裁判の範囲を超えた事実の究明がますます必要になったと思います。今からでも遅くない、市議会は100条委員会を設置すべきだと改めて思いました。