2月2日 初田・小堀被告人公判結審で思うこと | 手塚たかひろ日誌

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 2月2日 初田前枚方市会議員と小堀前枚方副市長の公判を傍聴しました。

初田被告人の公判は午前10時から12時過ぎまで 小堀被告人の公判は午後2時30分から午後6時ごろまでの長時間をかけて結審しました。

検察は、平原元警部補や元森井大林組役員の証言や検察の調書などを基に初田被告人は今回の談合は悪質で、談合に主体的 積極的に関与した 収賄は高額で真摯な反省がないと 懲役5年 追徴金3000万円を求刑しました。

小堀被告人には、悪質な官製談合で その結果は重大 反省の念がないと懲役1年6か月を求刑しました。

弁護側は、いずれも平原証言は自らのかかわりを軽くするための虚偽であり、検察のストーリに合わせたもので信用できない。初田 小堀は法廷でも誠実に真実を述べている。談合には関与していない。検察の取り調べは人権無視 3000万円もわいろではないと。いずれも無罪を主張しました。

付け加えて初田被告人の弁護士は、彼はわずかな収入から50万円をNPO 法人に寄付している、夫婦とも体調がすぐれない、子供の心へ悪影響を与えるなどの理由で有罪となったとしても執行猶予の配慮をと言いました。

4月28日午前10時から初田被告人 4月27日午後3時から小堀被告人の判決です。

どのような判決になるかはさておき、弁護側の、もともと39億円という予定価格が低すぎたのだから、今回の談合によっても不当に価格が高区なってはいないとの主張は、近隣の城南衛生管理組合の清掃工場建設費の2倍以上の買い物をしたことからも納得できないものです。

また、1回目の入札が不調になったこと2回目の入札が不調になったとしても小堀被告人は入札の担当副市長ではないから、責任はない。との弁護士の主張も納得できません。  

建設の最高責任者として不調になるような入札をしたことの責任は重大です。

 もし、初田 小堀 両氏が本心からこのように思っているなら、官製か否かは置くにしても、談合により明らかに高い買い物をしたことの市民への責任を感じないことの方が有罪か無罪か以上に 市民に対する重大な裏切りだと思います。