連日のように派遣切りの話がマスコミで報道されています。本来、派遣労働を禁止すべきだと私は思います。
事態の深刻さに、舛添厚生労働大臣をはじめとして、せめて、製造業の派遣を禁止しようとの声も出始めています。
しかし、製造業の派遣禁止に労働組合の幹部が反対意見を述べています。禁止をすれば46万人の派遣労働者が困るという理由です。派遣労働そのものが企業に取って簡単に首切りができる重宝な手段だから、大量の首切りが生じている事実を直視できない人だと考えます。現在の製造業派遣労働者へは全員正社員として雇うなどの経過措置をとれば済む話で、派遣労働者が困るなどの言い分は、あなたは誰の味方なのかと言いたくなります。
昨日、日本基礎技術株式の試用期間中に不当解雇された本田君を支援する会の結成集会に参加しました。席が足らない程の参加者、特に本田君と同世代の若者の参加が目立ちました。本田君の「自分だけの問題ではない。働く意欲のある若者を勝手に使い捨てることへの異議申し立て」との言葉は、参加した若者の共通の思いでしょう。若者の未来を奪う「使い捨て」の社会を変える息吹を感じました。
「日本基礎技術・本田君の不当解雇を撤回させる会」への連絡は、「なかまユニオン労働組合」まで。住所は大阪市都島区野田町4-7-26 和光京橋ビル304 TEL06-6242-8130です。
