9月18日に開催された枚方市議会運営委員会を傍聴ししました。
昨年12月に出された100条委員会の設置の請願の採択を、今回も継続審議
を決めました。このまま棚上げにするつもりなのかと疑いたくもなります。
これで、4度目の継続審議となります。積極的に100条委員会設置を
求める意見や、枚方市当局とのやり取りではなく議員として賛成か反対か判断
することが問われているなどの意見も出ました。しかし、枚方市当局の「公判
の影響を考慮して慎重に判断したい。」「100条委員会ができても公判での
証人が本裁判で不利になるような証言はしない」などの消極的な発言を引き出
して、100条委員会設置へ、明らかに後ろ向きな発言も見られました。ま
た、適宜、枚方市当局から説明を求めればよいなどの意見もありました。
いったん、休憩後、結局、4度目の継続審議となりました。
前市長や前市会議員の関与が強く疑われている談合事件、新たに、第2清
工場建設の予定価格の見積もりの積算をした石本設計事務所が受注業者である
大林組と一緒になって設計や見積もりを行っていた事実が判明したにもかかわ
らず、市議会が自らの手で真相究明のための100条委員会を設置しないとす
れば、裁判に直接関係するもの以外は、全て闇に葬られてしまいます。市民は
真相を知ることができなくなります。
枚方市議会が、市民へどう責任を果たすかが問われていると思います。
継続審議の決定を改めて、ただちに100条委員会の設置を決めることを私
は強く望んでいます。
9月19日 大阪地裁で、初田前市会議員の公判を傍聴しました。
前市会議員側は、「談合には関与していない」「大林組から受け取った3
000万円は、平原元警部補を紹介した謝礼であり、今後の活躍を期待し
てのもので、わいろの意識はなかった」と無罪を主張しました。
民間企業である大林組がそんな理由で3000万円の大金を渡すはずない
と思います。また、午後からの公判で大林組の営業担当者は、「当初、大
林組は金を渡すつもりはなかった。被告人が約1億円を要求してきた。そ
れで、役員の森井さんは怒っていた。最終的に3000万円になった」と
証言しました。真実は、裁判の中で明らかにされると思いますが、被告人
の主張は無理があると思います。
裁判長によると、争点は、「①被告人が談合に関与したか否か②公正入札が害されたのか。それに被告人が関与した否か③3000万円のわいろ性について④被告が証言した検察調書について検察官の誘導があったのか否か」だとのことです。
次回公判は、10月8日(水)午後1時からです。