憂国社会党

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多くの国民が泣き寝入りする中、我が党は声を上げる。多くの国民が見て見ぬ振りをする中、我が党は声を上げる。

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豊田森林組合 
清水元久 組合長は、


産廃業者のパトロンか?



平成26年森づくり委員会での清水元久森林組合組合長
*森づくり委員会では副会長


 塩漬けになっている
豊田市の水道水源保全基金
の使い道に関しての発言。 

::豊田市水道水源保全基金とは::
市町村合併が行われる前に、豊田市(矢作川流域)上流部の水源林の整備維持費確保の名目で始めた水道水源保全基金。豊田市森林課長 原田裕保氏(役職は当時)が発起人となり始めたものの、現在では市町村合併により一般会計から間伐費用が支出されるようになり使い道がなくなってしまった。目的が達せられたのなら税金の徴収を止めればいいのだが、使い道が無くなった現在も税金徴収をしつづけ実質二重課税となっており、使途が不明確なまま税金をプールしていた。議員の指摘があるまで塩漬けにしつづけた疑惑の基金である。







 平成26年(2014年)第1回
とよた森づくり委員会 会議録より抜粋




実はあそこで〇町の
産廃業者が17ヘクタールぐらいの森林を持っているのです。
そこで事業をやりたいということが市の環境部のほうに申請が一度出たことがあると思うのですが、それが地元も反対して、業者のほうにも、この内容については「はい」にならんと申し入れはして、今もまだくすぶっているという話を聞いているのですが、その辺の状況を市は共有してみえるわけですか。

*****

もしできることなら、今回の水源の保全も水質保全も念頭に置いて、
そういう森林もまとまった面積を確保していってもいいのではないかと思う。
小さな10アール、20アールといった山でも、まとまった森林ですから市有林にして、今、言われる針広混交林でもよいので、そういう整備していけば、十分水源林として利用できてくると思うのですが、そういうことの検討をぜひ一度再考してほしいと思います。

*****

いや、それはよくわかります。わかるけど、一方で今、市もこれまで産廃についてはかなり苦い経験をしてきているので、
未然に防ぐためにも、また水質水源保全のためにも、そういう
山があったら積極的に市は購入していけば私はいいと思います。

せっかくこういう基金があるのだから、趣旨にもまったく合うと私は思います。だから、こういうことも含めて、限定しないでやるべきだと思うのです。庁内で一度、考えてもらいたいと思うんですが。

*****

確かにね、産廃業者が買った山を買っていくなんてことはね、逆に考えれば、業者がそれも好んでそういうことの可能性も十分にある。
だけど一度、現地も見てもらって、それは針広混交林にできる立派な山ですよ。

だから、そういうものを僕はぜひ現地を見てそれで判断してやっていくべきだと思います。これはここで議論していても仕方がないので、一度現地も見ながら検討してみてください。

*****

1つ情報提供ですが、あそこの赤い区域の中に旧〇〇村の所有地があります。今、○○が所有していて6ヘクタールぐらいの規模です。それ処分したいと言っているものだから、早く安く買ってくれればありがたい。


*****

さっきと同じようなことになってしまいますけど、限定することはいいことですが、ケース・バイ・ケースで、
産廃だから買わないのではなく、まとまった大きな面積で、当然水源保全で効果の出るような森林があ
れば、それは買ってもいいと私は思います。





以下は蔵治森づくり委員による質疑応答である。



土地を購入することが今回提案されまして、土地を購入するのは非常に重大なことですね。それは莫大な費用がかかることもあるし、どこの土地を購入するかで大問題になると思うのです。土地所有者の方にとっても大きな関心事になるわけです。それで幾つかまず質問したいのですけれども、その地図で、水源の森って書いてあるエリアがありますよね。このエリアの面積はどれぐらいですか。


>22ヘクタールです。


その22ヘクタールを購入するのに幾ら投入されたのでしょう。


>約1億1,000万円です。


その金額を聞いていただいてもわかるように、とんでもないお金がかかります。逆に言えば、所有者はとんでもない利益を得るということです。
産廃業者が購入した土地を市が買い取ることをやってしまうと、私は、それは産廃業者の思うつぼじゃないかという気もするので、それは非常に危険ではないかと思います


蔵治委員は当然のことを言っているわけだが、
なぜ豊田森林組合 清水元久組合長は
業者の土地を購入することにこだわるのか?

ぜひ一度お話を聞いてみたいものである。







第2次豊田市森づくり基本計画について。

結論から言えば・・・
やってみたら
できませんでした!!

という馬鹿げた計画であった「第1次森づくり計画」を検証することなく、「第2次森づくり計画」ではこれをやります。と綺麗ごとだけ並べた計画であると言わざるを得ない。


第1次豊田市森づくり基本計画に対し、第2次豊田市森づくり計画は、実に
44%減
下方修正した計画となっている。*間伐推進プロジェクト

なぜこれほどまでの下方修正が必要だったのか?
第1次豊田市森づくり計画の作業見込は適正だったのか?
これらを反省することなく次の計画を出すという非常に理解しがたい計画である。



まず第2次豊田市森づくり基本計画というものは、
第2次豊田市森づくり基本計画より抜粋

「豊田市森づくり条例」第17条に基づき「豊田市100年森づくり構想」を平成19年3月に策定しました。この構想の実現に向けて平成19年10月、おおむね10年間に行う
具体的施策をまとめた「豊田市森づくり基本計画」をまとめた。条例では5年ごとに計画を見直すものとしており、5年を経過するにあたり内容を見直し「第2次森づくり基本計画」を策定するものである。

という内容である。



森林課の夢物語に税金を投入しているわけではないので

当然、第1次計画の「成果」

というのが求められる。

実際に第1期の豊田市森づくり基本計画の成果について触れている箇所はある。
その(改正の背景より)引用すれば

>平成 20 年度から4年間の間伐実績は計画値に対し 72%であり、今後更に計画量とのかい離がひろがる可能性があることがわかってきました。


>平成21年12月には国が「森林・林業再生プラン」を発表し ~略~ 転換されてきたことが影響。

県による「あいち森と緑づくり事業」が ~略~ 市の間伐促進事業と整合を図る必要が・・・

結局、国が県がと、
私は正しいけど、他がダメだから計画通りにできませんでした!!
 
と責任逃れの文章が記載されているだけである。
そもそも100年の森づくり計画とは、

社会情勢の変化も踏まえたうえで100年続く森づくり

であって、たった5年で国や県の方針が変わったから実現できませんでしたというのはコントか何かのお笑いなんだろうか。




実際に「第1次森づくり計画」で計画されている平成29年度の各目標値と、「第2次森づくり計画」の平成29年度の各目標値を比べてみるとわかり易い。

*間伐推進プロジェクト
第1次計画では、10年間(平成29年まで)で25,000haの間伐を行うと書かれている。
それが第2次計画では平成29年までで14,000haと大幅に減らされている。
当初目標(第1次計画)の56%である。

*団地化推進プロジェクト
第1次では、10年間(平成29年まで)で231会議、15,000haの会議及び面積を計画している。
それが第2次計画では平成29年までで125会議、10,500haに大幅に減らされている。

*林業労働力確保プロジェクト
第1次では、10年間(平成29年まで)で緑の雇用100人、セミプロ養成講座受講生100人と計画されている。
第2次計画でも毎年10人程度の採用予定だが、緑の雇用の研修生数はここ2年で6人と計画数には届いていない。

*林業用路網整備プロジェクト
これは統計がないのでわからない

*素材生産の効率化・低コスト化プロジェクト
第1次では、10年間(平成29年まで)で伐採・搬出コスト8,000円/㎥、間伐に伴う素材生産量36,000㎥/年となっている。
それが第2次計画では平成29年までで伐採・搬出コスト9,405円/㎥、間伐に伴う素材生産量30、500㎥/年に大幅に減らされている。

*木材利用促進プロジェクト
第1次では、10年間(平成29年まで)で公共事業の木材利用量1,000㎥/年としている。
それが第2次計画では平成29年までで600㎥と大幅に減らされている。



これが誤差であるのなら小言は言わないが、自称林業のブロであり県や国の施策に独自路線で行くと大見得を切っていた集団(森林課)が5年間でこれだけの数字を修正するのは問題である。
第1次森づくり計画がいかにずさんであったかがわかる。
そしてその計画を検証もせず、第2次森づくり計画にまた綺麗ごとを並べ・・・


予算だけ組んで「やってみたらできませんでした。」
責任も取らずに、「次、頑張ります。」で納得できる市民が果たしているだろうか?





綺麗ごとばかり並べ再度盛った数字を並べて

やってみたら「できませんでした」


第2次計画が出来上がる頃には、

市民は第1次計画の数字を忘れているだろうし、

予算だけは使ったろ!!

「100年の森づくり構想」であり、

「100年の税金垂れ流し構想」にならないことを祈るばかりである。




この話題を伸ばす気はなかったが、冷静に考えてみても、やはり太田稔彦豊田市長
の発言が気になる。

朝日新聞デジタル

に太田市長の発言が書いてある。

太田市長の発言として
「輸入材を安く手に入れる一方で、森林整備に税金を使う仕組みは矛盾に満ちているが、制度は簡単には変わらない。山の良さを伝え、共感が広がることが政策を変えていくと思う」
とされているが、今回は、
豊田市森づくり条例
を引用して市長の発言について考えていきたい。


詳しい「豊田市森づくり条例」の内容は「豊田市森づくり条例」で検索していきたいが、
まずは附則として書かれている箇所について

>略~
平成12年9月の東海豪雨を上回るような災害の可能性が心配される。一方、天然林については、自然環境の保全を始めとする働きが注目されている。
森林を適正に管理するためには、短期的な社会経済環境の変化に惑わされることなく、長期間を見据 え、生態系として健全で、災害にも強く、人々の心に安らぎを与えるとともに、地球温暖化の防止にも貢献する森づくりを目指していく必要がある。そのために は、山村地域の住民だけでなく、都市部の住民も共に森づくりに取り組むことが重要である。
私たち豊田市民は、間伐を始めとした適正な管理と木材利用の促進等により、人工林を速やかに整備するとともに、自然豊かな天然林を維持し、森林を市民の財産として次世代に引き継ぐことを決意し、ここに豊田市森づくり条例を制定する。


と書かれていますが、太田市長が言うには、
>輸入材を安く手に入れる一方で、森林整備に税金を使う仕組みは矛盾に満ちているが
と発言していますが、
森林整備をすることは、上記の赤字にした部分にある通り、市民の財産、災害防止の観点から森林整備をするのであって、輸入材を安く手に入れる等々は「豊田市森づくり条例」の中では関係ない話。



次に第1章 総則にある(目的)として記入のある 箇所。

第1条 
この条例は、森林の有する公益的機能が強く求められている現状にかんがみ、その機能が高度に発揮される森づくりをするための基本理念を定 め、市等の責務及び森林所有者等の役割を明らかにするとともに、森づくりに関する施策その他の取組を総合的かつ計画的に推進することにより、豊かな環境、 資源及び文化をはぐくむ森林の保全及び創造並びに次世代への継承に資することを目的とする。


「輸入材を安く手に入れて、森林整備にお金を使う仕組みは矛盾に満ちている」という内容は一切書かれていませんよね?


次に第3条の基本理念。
これは字数が多くなるので引用はしないが、どこにも「輸入材を安く手に入れて、森林整備にお金を使う仕組みは矛盾に満ちている」という内容などありません。




やっぱり第3条の(1)を引用して、
>森林の有する公益的機能が市民生活の安全及び安心の基盤であることから、自然の仕組を重視した長期的な展望に立ち、生物の多様性に配慮するとともに、立地条件等の特性に応じた適正な森林管理を実施することにより、公益的機能が高度に発揮される森づくりを推進すること。

豊田市が森林整備に予算を組む理由は結局これなんだよね。
良くも悪くも聞こえが良いというか、大義名分はこれ。

それを市長が、
森林整備に税金を使う仕組みは矛盾に満ちているが
なんて発言してしまっているという現状がある。
これじゃ森林課の皆様に合わせる顔がない。


「豊田市森づくり条例」を良いか悪いか判断する立場にはないが、どれだけ良い条例でも市長と森林課の目指す森づくりの考え方にズレがあったら上手くいくのかな?という話。
市長には豊田森林組合の若手職員と懇談会をする前に、森林課と森林行政について勉強してもらいたいというのが本音。



豊田市のパブリックコメントでは平均100通以上意見がある中で

森林関係のパブリックコメントは、

たった4通

という市民の関心の薄さ。

 

 

 

市民の関心が薄いから

税金を使って積極的にアピールしよう。

という無能役人の会話が聞こえたとか聞こえないとか。

 

市民が無関心でいてくれた方が

税金を垂れ流せていいね。