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思考の散歩道

毎日いろいろなことを考えています。そんな思考の散歩で感じたことを書いていきます。

「知っていること、知らないことよりも、われわれが知ろうとしないことのほうが、はるかに重要である」(エリック・ホッファー)


共感して気持ちがよくなる言葉や気持ちが高揚する言葉よりも、読んで「ドキッ」とする言葉のほうが実は成長には必要。


勉強会を主催する身でこんなことを書くのは問題があるかもしれないけれど、所詮勉強会で学ぶことは「知っていること、知らないこと」を共感したり、知ったりするだけのこと。


本当に重要なことは「われわれが知ろうとしないこと」だ。


知らないことでミスをすればトラブルが発生した時点で問題解決を人は考えて行動する。


でも・・・知ろうとしないことが原因で発生したトラブルは問題自体を人は知ろうとしない。だから問題は解決されないまま放置されていずれ破局的な局面を迎えることになる。


問題を先送りしてしまう行為も根は一緒。いずれ破局的な局面を迎える。


この構造から抜け出す方法はただひとつ。勇気を持って知ろうとしないことを知り行動に移すことだけなのだけれど、人はそれを回避するためにまた新しいことを知ろうとする。


『レッツ・ダンス』が大ヒットして大衆化してしまったデビット・ボウイが当時を振り返って次のように言っています。


思い出してみると、『レッツ・ダンス』がああいう形で成功しなければ、ボクが道を踏み誤ることもなかった・・・・・

何を血迷ったのか、腐ったアルバムを2枚も作ったしまった。ハハハ。

本当に『レッツ・ダンス』以降の作品は最低だったと思う。未だに全然好きになれない。


信じられないようなヒット曲になってしまって、誰もがそのショックから立ち直れなくなった。「やばい、何だかおかしなことになっちゃったなぁ・・・・ってね」。

それまでボクは”カルト”的存在だったのに、いきなり”メインストリーム”に立ったわけだから。すごく居心地が悪くて、違和感があったんだ。・・・とは言っても、最初の1, 2年はメインストリームも悪くないなぁ、みんながボクを知っているっていうのはいいもんだなぁって思ってはいたんだけどね。

でもすぐその反動がきて、自分の中で何かが壊れてしまったんだ。自分を見失って、どんな風にアルバムを作ることが正しいのか、一体どのオーディエンスに向けて書けばいいのかわからなくなってしまった。


その後何年間かはスランプというか、音楽に対する興味がまったく消えうせてしまったんだ。84年から1、2、3、4年・・・・その4年間っていうのは、作曲家としては最低の過ちを犯した時期でもあった。


引用以上


有名な霊能者さんに言われたこと・・・・・「メジャーにならないでください。本当に自分が表現したいこと、やりたいことが出来なくなって苦しむことになります」

僕がメジャーになることは無いと思いますけれど。

メジャーになったりなろうとすると本当のことが言えなくなります。皆が気持ちよくなるような言葉を使い厳しいことはオブラートにつつむ。

最近仲間でよく話題になるのが「この世の中本当のことは語られない」。

最近のセミナーがくそ面白くないものばかりになったのはセミナー講師がいつかは本出してメジャーになりたいと思っているので「無難な」「楽しく笑えるような」「感動して」「快楽を感じる」物ばかりになってどれも似たようなものになっている。

メジャーになったデビット・ボウイは「メジャーの自分」に食い殺されて自分らしさを失った。

その後のボウイは「メジャーの自分」を打ち破り再び自分の音楽を取り戻しました。

メジャーへの誘惑を断ち切るか、身を任せるか。

これからの時代は・・・・


矢沢永吉が最近若手のアーティストに向かって。

「お前ら今更メジャーになんかになって何がやりたいわけ?」


「有名になるとはバカが集まってくることだ」 有吉弘行


「恋愛のはじまりには理由がない。けれど、恋愛の終わりには、理由がある」

(鴻上尚史)

人でも仕事でも好きになるのに理由はない。

だから厄介なのだ。

以前、アスリートたちの話を聞くのが好きだった。モチベーションが上がる。苦難の乗り越え方を教えてくれる。

でも、あまり役に立たなかった(全てではありませんが)

元アスリートたちとお酒を飲みながら話をしていた。そして苦労自慢が始まった。聞いているうちに自分の心に浮かんだ言葉・・・「でも、スポーツ好きでやっていたんでしょ」

多くの人は今の仕事をそれほど好きでやっているわけではない。寝るのも忘れて仕事に没頭する。どんなに辛いことでも立ち向かっていく。それくらい好きにならなければ自己実現はないと本田健さんも斉藤一人さんも言っている。

やる気を出す勉強会とか言い換えれば「そんなに好きでもないことをものすごく好きになる方法」でしょ(笑)・・・ありえない、恋愛に置き換えたらわかりやすいかも。

以前友人に斉藤一人さんは言いました。「情熱的に好きなことがなくても自分の周りの人を笑顔にしていけば幸せになれる」と。

周りの人を笑顔にする=はたを楽にする=働く

もし情熱的に好きなことが出来たらそのときはシッカリ結果を作りましょうね。無理して好きになる努力ほど無駄なエネルギーを使うものはありません。そのエネルギーで自分の周りにいる人たちを笑顔にしましょう。