「知っていること、知らないことよりも、われわれが知ろうとしないことのほうが、はるかに重要である」(エリック・ホッファー)
共感して気持ちがよくなる言葉や気持ちが高揚する言葉よりも、読んで「ドキッ」とする言葉のほうが実は成長には必要。
勉強会を主催する身でこんなことを書くのは問題があるかもしれないけれど、所詮勉強会で学ぶことは「知っていること、知らないこと」を共感したり、知ったりするだけのこと。
本当に重要なことは「われわれが知ろうとしないこと」だ。
知らないことでミスをすればトラブルが発生した時点で問題解決を人は考えて行動する。
でも・・・知ろうとしないことが原因で発生したトラブルは問題自体を人は知ろうとしない。だから問題は解決されないまま放置されていずれ破局的な局面を迎えることになる。
問題を先送りしてしまう行為も根は一緒。いずれ破局的な局面を迎える。
この構造から抜け出す方法はただひとつ。勇気を持って知ろうとしないことを知り行動に移すことだけなのだけれど、人はそれを回避するためにまた新しいことを知ろうとする。