出来る人がやっている人間関係で悩まない方法 | 思考の散歩道

思考の散歩道

毎日いろいろなことを考えています。そんな思考の散歩で感じたことを書いていきます。

ご縁があって屋台ひとつから居酒屋チェーンを作り上げた経営者と何度かお話しする機会がありました。


お話をしている途中で気がついたこと。



それは・・・・・



会話の途中で「それどういう意味」「よく分からないからもう一度話してくれ」「もっと詳しく教えてくれ」こんな言葉を会話のなかで何度も言われたこと。



なぜそんなことを言うのかその場で聞いてみた。



答えは・・・・・・未決にしない。


時間は有効に使わなければならない。そのためにはその場で解決するのが一番だと。後になってあの時あいつが言っていたことはどういうことだろうなんて考える時間ほど無駄なことはない。また自分の考えが混ざってしまう。


そして一番大きな理由は・・・・・・



人を疑わない、人間関係で不安にならないため。



この社長に限らずパワフルに活動している人と会話をすると似たような経験をする。


とにかく彼らはその場で解決できることは絶対に「未決」にはしないのだ。



なぜか・・・・



人にとって未決(私の言い方は未解決項目)にしておくことで起きる「不安」は耐えられないものだからです。


多くの人は「未決」から起こる不安から逃れるためにどんな不利な状況であろうと積極的な行動を取りがちになります。


たとえばAさんとの会話の中で「傷つく言葉を言われた」とします。それはあくまで自分が傷ついたわけでAさんに悪意があることはまずありません。


別々の人間ですから会話の中で知らず知らずに地雷を踏んでしまうことがあります。ですから「いまの言葉どういう意味?」とその場で聞いて未決にしないことが大切なのです。もちろん「勇気」がいりますが。


未決にしたままにするとそこから「不安」が生まれます。人は未決にしたことにより生まれる不安に耐えることが出来ません。イギリスのエリートや軍の士官などはこの「不安」に耐える訓練を徹底的にするそうですが我々一般人はそんな訓練を受けていませんので無茶な行動を取ります。



たとえばAさんと絶縁とか。そしてその行動に対して言い訳するためAさんを低く評価したり悪く言ったりしてしまいます。


その時に「Aさんてひどい人だよね」と同調してくれる人もいますが、人間関係においてもっとも大事な「自分を引き上げてくれる人」は本質を見抜きますから距離を置かれてしまう結果となります。



以前このブログにも書いた人間関係を円滑にするためにやるべきこと。



ソースを必ず確認すること。たとえ親友の話でも鵜呑みにしない。


未解決項目は作らない



結局人は人によって磨かれる。こんな当たり前の答えは誰でも知っています。そんな言葉を言いながら「人とはなるべく関わらない」「好きな人としか関わらない」と逃げ回っている人が多い。


答えを知っていても何の意味もない。これがこの世の法則です。



追伸・・・時間がたってから「あの時のあなたに言われたことで私は傷ついた」と言っても問題は解決しません。場合によっては「そんなことを言ったらあなただって・・・・」と倍返しされるのが落ちです。特に思い込みの激しい人、気性の激しい人は不安に対する耐性が弱いので「未決」にしないことが大切になります。