《これまでのお話》

ヒプノセラピー:お姉ちゃんへの仕返し①

ヒプノセラピー:お姉ちゃんへの仕返し②

 

催眠下で聞いた、母の私への仕打ちが、母の姉への仕返しだったという話は、すごく納得

できるものでした。そして、今まで不思議だった数々のことにパズルのピースが嵌っていく

ように、謎が解けていきました。


子どもだった私には、なぜ母が私ばかり叱って叩くのかがわからず、悲しくて怖くて

仕方ありませんでした。でも、嫌っていたわけでも、憎んでいたわけでもなく、無意識の

行動だったんだという話に、すごく救われました。少なくとも、いなくなってほしいとか、

いらない子だと思われていたわけではなかったからです。

 

十分に愛情をもらえなかったことについては、自分のこころにそういう穴があることを

理解したうえで、自分でその穴を埋めて行くしかないのだろうと思います。もしかしたら、

そう簡単にどうにかなるものではないのかもしれませんが、こころの学びを続けて行くことで、

見えてくるものがあるのかもしれません。

 

今まで書いてきたヒプノセラピーの記事は、過去の話だったので、書いた時点で

各セッションの最終結論は出ていました。ですが、今回に関しては、セッションからほんの

数日しか経っていないため、たぶん、まだ、最終結論までは辿り着いておらず、脳内整理中の

段階です。

 

おそらく、この先、少なくとも1ヶ月ほどは、新たな気付きがあったり、気持ちの揺り戻しが

起きたり、変化はいろいろあると思います。でも、催眠下で理解したことは感じ方も深いので、

1ヶ月ほどで、しっかり納得して、切り替われるはずと思っています。

 

もしも、180度考えが変わるようなことが起きたら、追加記事を書きますが、そういうことは

ほぼないとみています。なので、この「お姉ちゃんへの仕返し」のシリーズについては、

ここで締めようと思います。

 

最後に。これを書きながら、私は長女だけど、妹をいじめたりしたのだろうか? 

という疑問が湧きました。

 

妹を叩いたりとか、告げ口によって陥れたりしたことはありません。もちろんこれは私が

覚えている範囲のことなので、無意識でやったことが、もしかしたらあったかもしれませんが、

それはわかりません。

 

ただ、ひとつ、はっきり覚えていることがあります。妹とは3歳差なので、私だけが文字の

読み書きができた時期がありました。そんな時期に、私はおやつの「たけのこの里」の箱に

自分の名前を書いて、「ほら、○○(←私の名前)って書いてある。ぜ~んぶ私のだよ」と

言って独り占めして食べてしまいました。当然、妹はぎゃあぎゃあ怒って泣いていましたが、

「だって、お名前が書いてあるもん。欲しかったら□□ちゃんもお名前を書けばいいんだよ」と

譲りませんでした。なかなか、ひどい姉です。

 

妹はこのことを根に持っていて、大きくなってから、「私が読み書きできないのをいいことに、

○○は名前を書いて独り占めしたんだ!」と怒っていました。

 

おそらく、この後、私は母に叱られたと思いますが、何も覚えていません。

記憶に残っているのは、妹に悪いことをしてしまったなという、後ろめたい気持ちだけです。

 

そして、驚いたことに、妹は絶対に食べたいお菓子には、油性マジックで袋に記名している

らしいのです。姪が、「お母さん、名前書いて、独り占めして食べたんだよ!」と

怒っていました。単なる食い意地の問題かもしれませんが、もしかしたら

「やられたことはやり返す」のパターンなのかもしれません。

 

妹をいじめたことについて、私が覚えているのはこの程度のことですが、実は無意識で

もっとひどいことをしていたかもしれません。もしそうだったら、妹も自分の子どもに無意識の

仕返しをするかもしれないと思って、少し心配になってしまいました。

 

- ヒプノセラピー:お姉ちゃんへの仕返し 終わり -