《これまでのお話》

ヒプノセラピー:お姉ちゃんへの仕返し①

 

自分でも驚くほどだめになってしまったところを、マリア先生と、初めてマリア先生のところに

行った日からずっとお世話になっている大先輩が寄り添ってヒーリングして下さいました。

本当にありがたかったです。それでかなり落ち着きましたが、ヒプノをかけて貰うときに、

導入段階で、また、泣けてきてしまいました。顔を隠していて見えない安心感からか、

頭がぼんやりするほど泣いて、催眠に入って行きました。

 

「何が悲しいの?」と聞かれ、「どうにもならないことが悲しい」と答える私。これは現世の

今の自分だけではなく、現世の子ども時代や、前世の人の悲しみでもある気がしました。

 

つい最近のことですが、元夫が事実を混ぜ込んだ微妙な嘘を公的機関に言ったことにより、

公的機関から私のところに連絡が来て、対応に追われるということがありました。

これは、「あの人らしいな。これだから、一緒にいられなかったんだよ」と思いながら対応して、

私の中では終わったことになっていました。でも、あまり自覚していませんでしたが、

コロナ騒動と相俟って、実は結構ストレスだったようです。

 

事実が混ぜ込まれた微妙で巧妙な嘘がいや。そういうことをされるのが悲しくて仕方がない。

昔、母からもよくそういうことをされていたことを思い出してしまう。

そんなときに何も言い返せなくて・・・。

 

マリア先生が、元夫と母の言動が重なって、昔の心の傷にひっかかっているのではないかと、

教えてくれました。元夫も母も、アスペルガー的要素を持っているところは一致します。

 

そこで、子どものときの場面に行ってみることにしました。

子どもの私は部屋の隅で何かをいじっています。母が怒って私をにらみつけており、私は

みつからないように隠れようとしていますが、隠れる場所がありません。そこへ父が帰って

きました。父が帰って来ると、母が私を叩くことはありません。でも、その代わり、母は父に

誇張した事実と微妙な嘘が入り混じった話をして、私はそれを信じた父から叩かれてしまい

ました。これは、1度、2度のことではなく、わりと何度もあったことのように感じました。

 

小さい私を庇ってあげてとマリア先生が声をかけてくれましたが、小さい私は、声を

かけられることも、庇ってもらうことも拒否している様子でした。心を閉ざしており、話しかける

余地がないのです。そして、これがわりと何度もあったことのように感じたのとリンクしますが、

「今日だけ助けて貰っても、私は後でもっと困ることになるから、ずっと一緒にいてくれない

のなら、今だけ何かしてくれなくていい」という思いが伝わってきました。

小さい私の深い孤独と悲しみに触れ、大人の私はどうすることもできませんでした。

 

母は、なぜこんなことをしたんだろう?

 

催眠下で、マリア先生が紐解いてくれました。その内容は、母は長女である自分の姉(伯母)

への仕返しを、無意識のうちに、長女の私にしていたのではないか? というもの。そして、

伯母は陰で母をいじめたり、親に母のことを告げ口した結果、母が親から怒られたことも

あったのではないか? というものでした。

 

母は、上に姉、下に妹がいる真ん中の子で、母と長女である伯母は2歳差です。伯母にして

みれば、母に両親を取られたような気持ちになり、妹である母をよく思っていなかったとしても

不思議ではありません。この伯母は、0歳の私のセッションでも出てきて複雑な気持ちで私を

見ていた人です。妹である母をよく思っていなかったというのもありがちな話だと感じました。

 

一方、母の生まれ故郷の町は旧態然としており、長男長女は家の跡継ぎで、次男次女

以降は家を出て行く者という暗黙のルールみたいなものがありました。長男長女は何かと

優遇されるので、それを見ていた母は、内心面白くなかったのかもしれません。

 

母が昔、私ばかり叱ったり叩いたりしたのは、長女の私を厳しく攻撃することで、

自分の姉への仕返しをしていたから。父に誇張した告げ口をして、私を叩かせるように

仕向けたのも、自分が同じことを姉からされていたから。そして、それを無意識でやっていた

ので、今、全く覚えていない。母は、私が嫌いだったわけでも憎かったわけでもなく、自分の

姉が嫌いだった。妹の方に優しくて、妹の方を大切にしていたのは、自分に優しくして自分を

大切にしていただけ。そして、母自身もお嬢様育ちで、キャパがなかった。

このような構造があったのではないか? マリア先生は、こう解説してくれました。

 

そして、今後にどう繋げていくかについてのアドバイスは・・・。

子ども時代にお母さんからされたことは、許しても許せなくてもいいけれど、まずは理解して

納得しましょう。そして、お母さんからの愛は、期待せず、割り切りましょう。アスペルガー的

要素があるので、仕方ありません。現実をわかって、怒ったり泣いたりして、辛かった気持ちを

出し切りましょう。辛い気持ちを残したままだと、来世の課題として持ち越してしまいます。

納得して切り替わることで、自分が変わります。自分が変われば、世界が変わり、

引き寄せる現実も変わっていきます。

 

涙涙のセッションでした。

 

催眠下の紐解きで理解できたことと、催眠下でマリア先生から頂いたアドバイスを

胸にしっかり抱いて、催眠から覚めました。

 

ヒプノセラピー:お姉ちゃんへの仕返し③