《これまでのお話》

ヒプノセラピー:人柱の男の子①

 

そして、初めてのヒプノセラピーが始まり、インナーチャイルドに会いに行くことになりました。

 

小さい私がいるはずのところにいたのは、着物姿の男の子。

あれ・・・? 夏に他所でカウンセリングを受けたときに見た男の子だ!

と思っていたら、マリア先生が、「前世に飛びましたねー」と。

そうか、前世だったのかと納得しました。

 

前世の自分は、10代前半ぐらいの男の子。

「何が見えますか?」

細かくて白っぽい砂利のような砂のようなものと、自分の膝だけが見えます。

上や周りを見ようとしても動けなくて、状況がさっぱりわかりません。

 

ここで、マリア先生が教えてくれました。

前世の子は人柱で、大きな建物の床下にある柱の下に入っていると。

 

ここから、時代を遡っていきます。

 

8歳ぐらい。大きな家で暮らしていました。何をやっている家かは

わかりませんが、周りの大人は仕事に忙しそうです。

 

そして、決定的な出来事があったとき。人が大勢で家に押しかけてきて、

争いのようになり、両親や、年上の兄弟姉妹が連れて行かれます。

自分も連れて行かれ、その時点で家族とは離れ離れになりました。

誰かにはめられたんだ・・・。みんな殺されたんだ・・・。そう感じました。

 

ここ(柱の下)から出ましょう、ということになりましたが、出ることができません。

「お願い、出して」。今の自分が言っているのか、前世の子が言っているのか

よくわかりませんでしたが、お願いしました。

 

マリア先生が、柱の壁を壊してくれて、前世の子は柱から飛び出し、

そのまま勢いが止まらない感じで、建物の窓から外に出て行きました。

 

外に出たら、そこは北陸地方の郷里の町でした。

山が見えました。コスモスが咲いていました。秋のようです。

 

マリア先生が、前世の子に尋ねます。

 マリア先生 : 「今のシマリスさんが○○市に生まれ変わったのはなぜ?」

 私:「家族に会いたかったから。みんなを探しに来たの」

 

そう。私は、郷里の町が大好きで、いつも帰りたくてたまりませんでした。

遊びに行きたいとかではなく、もっと切迫した感じの「行かなくちゃ!」でした。

 

前世の子から、お守りとして、金色の鳥のようなエンジェルのようなものを

もらいました。お守りの意味は、残念ながらよくわかりませんでしたが、

前世の子は天に上がっていきました。

 

ヒプノセラピー:人柱の男の子③