飯田線の秘境駅めぐりについて。
少々ウラ話をしたいと思います。
私は、冬場に飯田線の秘境駅めぐりに出かけています。
冬場に出かける理由としては、夏場は暑くて汗だくで体力も消耗しそうだし、秘境でヤブ蚊や変な虫に刺されそうだからです。
当然ながら、秘境駅には自動販売機がないので、飲み物を多めに持って行く必要があり、手荷物も重くなってしまいます。
なので、歩き回っても汗をかくことがなく、わりと快適に過ごせる冬場が大好きです。
また、冬場の秘境駅は人手がほとんどなく、冬枯れの景色は秘境感がたっぷりで、哀愁ただよう写真もたくさん撮ることができます。
が、なにせ冬場は日が暮れるのが早く、活動時間が限られるので、私の中のリミットとして、伊那路4号で帰るのを定番としています。
そこで、実際に行くかどうかは別として、夏場に秘境駅めぐりをしたら、どんな工程が組めるのか、机上の空論で勝手に妄想してみました。
私の場合、中部天竜駅まで車で約2時間ほどあれば行けるので、中部天竜駅を起終点駅としています。
なお、秘境駅での滞在時間をなるべく少なくし、できるだけ多くの駅を訪問できるように工程を組み上げました。
机上の空論ですが、実際に私が経験した秘境駅めぐりのノウハウを十分に注入しているので、決して不可能な工程ではありません。
それでは、妄想秘境駅めぐりの旅に出かけましょう。
あくまでも妄想なので、あしからず。。。
まずは早朝の中部天竜駅へ。
当駅始発の伊那松島行きに乗車します。
中部天竜駅を6時15分出発。
最初の訪問駅、中井侍駅を目指します。
移動時間は33分。
中井侍駅に6時48分到着。
滞在時間は11分。
中井侍駅を満喫。
次は豊橋行きに乗車します。
次の訪問駅は大嵐駅です。
中井侍駅を6時59分出発。
移動時間は10分。
次は飯田行きに乗車します。
大嵐駅を7時28分出発。
移動時間は4分。
移動時間は48分。
次は中部天竜行きに乗車します。
次の訪問駅は温田駅です。
移動時間は18分。
次は特急伊那路2号豊橋行きに乗車します。
次の訪問駅は平岡駅です。
移動時間は10分。
平岡駅に10時42分到着。
移動時間は5分。
移動時間は32分。
移動時間は10分。
次は岡谷行きに乗車します。
次の訪問駅は千代駅です。
移動時間は16分。
千代駅から徒歩で、そらさんぽ天龍峡の下村展望広場を目指します。
滞在時間は20分。
次も徒歩で天竜峡駅を目指します。
天龍峡パーキングを14:55出発。
移動時間は徒歩で10分。
万が一、天竜峡駅へたどり着くのが遅れそうな時は、あらかじめ天龍峡パーキングまでタクシーに来てもらい、ワープするのもありかもです。
もしくは、あらかじめ千代駅までタクシーに来てもらい、下村展望広場までワープして、心臓破りの上り坂をパスするのもいいかもです。
ほんとに、心臓破りの上り坂は息があがるくらいキツイので。。。
千代駅から徒歩でそらさんぽ天龍峡を経由して、豊橋行きの発車までに天竜峡駅にたどり着けるかが、この旅の最重要ポイントです。
私は何度かこの経路を歩いているので、多分何とかなると思います。
が、初めての方は写真の撮影に時間を要すると思いますので、この部分の工程は真似しないよう、お願い申し上げます。
次は豊橋行きに乗車します。
次の訪問駅は伊那小沢駅です。
移動時間は40分。
次は天竜峡行きに乗車します。
伊那小沢駅を16時21分出発。
移動時間は26分。
途中、平岡駅に14分ほど停車。
平岡駅では伊那路4号豊橋行きとの列車すれ違いがあります。
為栗駅に16時47分到着。
平岡ダム湖(天竜川)を満喫。
次は豊橋行きに乗車します。
時間調整のため平岡駅に戻ります。
移動時間は7分。
平岡駅に17時25分到着。
移動時間は1時間09分。
中部天竜駅に20時06分帰還。
以上で、妄想秘境駅めぐりの旅は終了です。
さらに、そらさんぽ天龍峡に立ち寄るという、恐ろしいほど完璧な工程が組めたと自負しております。
特急伊那路2号と天龍村営バスを効果的に使えたのが、完全制覇のポイントです。
しかし、駅の近くの散策だけならまだしも、ちょっと離れた場所にある橋まで絶景を見に行ったり、そらさんぽ天龍峡の観光で千代駅から天竜峡駅まで歩くなど、一日で相当な距離を歩く必要があります。
が、修行僧のように大変な苦労をして、夏場に飯田線の駅間歩きをしている方々に比べたら、天国みたいなものなので、機会があったら友人を道連れにして、妄想秘境駅めぐりを実際に旅してみたいと思います。
以前には、秘境駅号には乗らずに秘境駅号を豊橋駅から中部天竜駅までは伊那路1号、中部天竜駅から川路駅までは車で追っかける旅を成し遂げたこともあったし。
地の利を活かして、自宅から車で約2時間ほどで中部天竜駅まで行けるのも、私の強みだし。
いつか、この妄想秘境駅めぐりを実行に移す日がくると思いますので、乞うご期待!
今のところ、猛暑が始まる前の5月下旬〜6月下旬のまだ過ごしやすい気候の時期を予定しています。
以上、秘境駅めぐりのウラ話でした。
秘境駅号の追っかけは、こちらからご覧になれます。
秘境駅号の追っかけ(走行シーンの動画あり)は、こちらからご覧になれます。
その他、秘境駅巡りや秘境駅弁など、飯田線についての記事は、以下のリンクよりご覧になれます。
注)写真は小和田(こわだ)駅です。
追記です。
乗車券について。
これだけ繁雑な乗り方だと、フリーパスの方が便利なので、土日祝日限定の「青空フリーパス」の利用を予定しています。
青空フリーパスの料金は2,620円です。
飯田線のフリー区間は豊橋駅〜飯田駅なので、秘境駅めぐりの区間は全て乗り降り自由です。
スタート駅となる中部天竜駅はフリー区間内なので、青空フリーパスは購入可能ですが、なにせ窓口の営業開始が朝9時10分からで、中部天竜駅での購入が時間的に不可能なので、当日までにフリー切符を購入しておく必要があります。
私の最寄り駅はフリー区間外なので、基本的にはそのまま青空フリーパスを購入することができません。
が、裏ワザがありまして、フリー区間外の駅での購入は、フリー区間の始まる駅までの乗車券も同時に購入すれば、区間外の駅でも青空フリーパスを購入することができます。
私の場合、実際には乗りませんが、いつも新所原→二川間の乗車券も同時に購入しているので、190円がプラスとなり、合計2,810円が青空フリーパスを利用する場合の金額となります。
参考までに、片道切符を組み合わせた場合の金額を出してみました。
中部天竜→中井侍510円 + 中井侍→大嵐210円 + 大嵐→小和田150円 + 小和田→金野590円 + 金野→温田240円 + 温田→平岡210円 + 鶯巣→唐笠330円 + 唐笠→田本210円 + 田本→千代240円 + 天竜峡→伊那小沢510円 + 伊那小沢→為栗210円 + 為栗→平岡190円 + 平岡→門島240円 + 門島→中部天竜860円
=合計4,700円
となり、青空フリーパスは片道切符に比べて、1,890円もお得で便利に使えることを再認識しました。
ありがたや、青空フリーパス。