味覚障害① | 島川はり灸院(院長ブログ)

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堺市ではり灸院を営んでいます。
各疾患別に治療例を紹介しています。
はり灸の話を中心に日記も書いていきます。

こんにちは。

今日は味覚の障害について述べたいと思います。

我々の食生活は1970年前後から大きく変化したと言われています。

例えば、食の欧米化や食事時間の夜間傾向などです。

コンビニやインターネットの普及で我々の食生活は大きく変化しま

した。

そして、それに伴い我々が生きていく上で必要なカロリー消費の絶

対量が大幅に増加してしまい「意識的に運動をしなければいけない

といった概念が1970前後に生まれたと聞いています。

つまり、運動をするといった行為を行なわなければカロリーを消費で

きなくなったという事です。

1970年以降、カロリーの未消化の病や成人病が急激に増加したの

も肯けます。

ここで上記に述べたカロリー摂取の増加あるいは不足は鍼灸の古典

「難経」四十九難に記されている五邪の1つ「飲食労倦」に中り味覚

障害をきたしてきます。

例えば、ある日突然「みかんやレモンなどの柑橘類」が受け付けなく

なったり「甘い物」が食べられなくなるといった事がおこります。

他には異常な量の「辛味の物」や「甘味の物」を摂取するといった偏食

の極みを行なわれている人もおられます。

これらはみな「飲食労倦」が原因しているのです。

味覚障害は既に病を患っている事を意味します。

病の軽重は別としてよろしくはありません。

ですので、もし味覚の変化に気づかれたならまず医者にかかる事をお

勧めします。そして、検査で異常が診られなかった場合は偏食をしない

事を心がけ「酸味」「苦味」「甘味」「辛味」「塩味」といった五つの味を

バランスよく摂取してください。

それからもう1つ四季にあった旬の食材をしっかり摂っていく事も肝要

かと言えます。

そうすることで味覚障害の改善、または予防にもなり健康を維持してい

けるでしょう。

 

 

 

島川はり灸院

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