戦後間もない頃、センセイ(佐藤誓)と呼ばれる作家の家に氏素性も分からない6人が下宿しています。ある日、一人の復員兵(三津谷亮)がやって来たことから、事件が起きます。
場面が展開していく中で下宿人の本性や背景が少しづつ明らかになっていきます。復員兵は、偶然ではなく“怒り”の思いでやって来たのです。椿組主宰の外波山文明は、ジイさんと呼ばれる役で、過去を隠しているようです。家は壊れかけ、汚く悪臭もしている状況ですが、センセイのお嬢さん(森川由樹)が一人だけ綺麗で目立っていました。
始まった時の舞台の印象は“どん底”のようでした。敗戦で行き場のなくなった人たちの“心”状況が繊細に群像劇として描かれています。
「しまじいの観劇日記」
