公務員は絶対辞めませんよ!? | 公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

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仕事も家族・友人との私事も楽しみながら、魂を燃やして挑む“志事”で社会を変えていきたい! 地方公務員として働きながら、NPO活動、講演、執筆、ワークショップデザイナーなどに取り組む“公務員ポートフォリオワーカー”として活動しています。

 

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今年新しく決めたこと。

 

それは

 

「公務員は絶対辞めませんよ」

 

とは言わないこと。

 

 

 

 

 

時々、

 

いつ辞めるの?

 

と訊かれるのですが、そのたびに

 

辞めませんよ。

引退まで勤め上げるつもりです。

 

と答えてきました。

 

(関連記事①)

右矢印だから、辞めませんってば!

 

 

 

 

 

でも、最近思うのです。

 

 

辞めないって決め付けすぎるのもよくないなって。

 

それに「辞めませんよ」って話すことが、私自身に「辞めない」という暗示をかけることにもなるかもしれません。

 

 

 

 

それは私にとって必ずしも本意ではありませんん。

 

 

 

 

私が目指すのは、

 

鳥かごの中で飼い主の庇護の下に生きるのではなく、

厳しさの中でも自由に羽ばたける翼を持つこと

 

つまりは

 

地方公務員ではない何かの方法でも働き、食べていけるけれども、今は自分自身が必要だと思って主体的にこの職業を選んでいる

 

という状態。

 

(関連記事②)

右矢印私の考える安定とは、鳥かごの庇護ではなく自ら羽ばたけること

 

(関連記事③)

右矢印公務員になるというリスク

 

 

 

 

 

 

絶対に辞めないって語ることで、段々と

 

辞めさせられることはないし……

どうせ辞めないんだから……

 

そんな風に、気持ちが緩んでくる気がします。

 

 

 

 

地方公務員ではない何かの方法でも働き、食べていけるけれども、今は自分自身が必要だと思って主体的にこの職業を選んでいる

 

 

本当にこういう状態を目指すのなら、「絶対に辞めない」と言い切ってしまうのは矛盾するし、気持ちが緩んで本当に辞められなくなってしまうのも怖い。

 

 

 

 

 

だから、今年は

 

「公務員は絶対辞めませんよ」

 

とは言わない

 

 

 

 

 

そう決めました。

 

 

もちろん、今の時点で辞める予定はありませんし、辞めるつもりもありません。

 

でも、5年後、10年後は違うかもしれない。

 

 

 

ましてや国家公務員の定年延長の議論が進んでいる昨今、これがいずれ地方公務員へと波及し、私の世代は65歳、場合によっては70歳が定年退職の年齢になると見込まれます。

 

あくまで定年退職という制度が維持されていれば、の話ですが。

 

 

 

20年後、30年後も公務員をやっているなんて、到底言い切れません。

 

 

 

 

 

いつでも辞められる自分であること。

 

だから

 

絶対辞めないと言い切らないこと。

 

 

 

 

自分がありたいと思う姿と、その在り様を語る言葉が矛盾しないと、今までよりも、気持ちが落ち着いて、背筋も伸びる気がします。

 

 

 

皆さんは、今の職業を辞めることをどう思いますか?

その自分の姿を想像できますか?