今年新しく決めたこと。
それは
「公務員は絶対辞めませんよ」
とは言わないこと。
時々、
いつ辞めるの?
と訊かれるのですが、そのたびに
辞めませんよ。
引退まで勤め上げるつもりです。
と答えてきました。
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でも、最近思うのです。
辞めないって決め付けすぎるのもよくないなって。
それに「辞めませんよ」って話すことが、私自身に「辞めない」という暗示をかけることにもなるかもしれません。
それは私にとって必ずしも本意ではありませんん。
私が目指すのは、
鳥かごの中で飼い主の庇護の下に生きるのではなく、
厳しさの中でも自由に羽ばたける翼を持つこと
つまりは
地方公務員ではない何かの方法でも働き、食べていけるけれども、今は自分自身が必要だと思って主体的にこの職業を選んでいる
という状態。
(関連記事②)
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絶対に辞めないって語ることで、段々と
辞めさせられることはないし……
どうせ辞めないんだから……
そんな風に、気持ちが緩んでくる気がします。
地方公務員ではない何かの方法でも働き、食べていけるけれども、今は自分自身が必要だと思って主体的にこの職業を選んでいる
本当にこういう状態を目指すのなら、「絶対に辞めない」と言い切ってしまうのは矛盾するし、気持ちが緩んで本当に辞められなくなってしまうのも怖い。
だから、今年は
「公務員は絶対辞めませんよ」
とは言わない。
そう決めました。
もちろん、今の時点で辞める予定はありませんし、辞めるつもりもありません。
でも、5年後、10年後は違うかもしれない。
ましてや国家公務員の定年延長の議論が進んでいる昨今、これがいずれ地方公務員へと波及し、私の世代は65歳、場合によっては70歳が定年退職の年齢になると見込まれます。
あくまで定年退職という制度が維持されていれば、の話ですが。
20年後、30年後も公務員をやっているなんて、到底言い切れません。
いつでも辞められる自分であること。
だから
絶対辞めないと言い切らないこと。
自分がありたいと思う姿と、その在り様を語る言葉が矛盾しないと、今までよりも、気持ちが落ち着いて、背筋も伸びる気がします。
皆さんは、今の職業を辞めることをどう思いますか?
その自分の姿を想像できますか?