公務員は安定した職業である。
そう一般的には言われるのですが、私自身は今日明日の食い扶持に困ることがないという短期的かつ金銭的な視点に限れば崩れにくいと思うものの、長期的かつ非金銭的な視点では、やはり不確かな職業なのでは無いかなと思っています。
そのあたりは、以前もブログで書いて、大変大きな反響をいただきました。
公務員になるというリスク(ブログ)
http://ameblo.jp/shimada10708/entry-12284089782.html
このブログを公開したときのFacebookでの投稿ではたくさんのコメントも寄せていただきました。
Facebookでの投稿
https://www.facebook.com/masashimada/posts/1345287942214529
あの記事を公開してから色々考えました。
そして、職業という切り口で考えたときの“安定”を、私自身がどのように捉えているかということは問題の出発点そして前提条件として大きいのかもしれない、そんな風に今は思っています。
私が考える職業という切り口で考えたときの“安定”というのは、
これではない何かの方法でも働き、食べていけるけれども、今は自分自身が必要だと思って主体的にこの職業を選んでいる
という状況でいられるかどうか。
これこそが職業という切り口で見たときにその人が“安定”しているかどうかの目安なのではないか、そのように私は感じています。
そういう考えで公務員、特に地方公務員を見てみると、普通に新卒で入職して、仕事を経験していったときに、
経験を積めば積むほど地方公務員を辞められなくなる
という職業なのではないかと思うのです。それって、私の評価軸でいうと、安定していないことになるんじゃないかと。
もちろん、地方公務員という仕事が大好きでやりがいも感じられていて、他にやりたいことが無いというなら幸せですが、そこにこれではない何かの方法でも働き、食べていけるという状態が伴っていなければ、安定とは言えないというのが私の考え。
それはその人は今の瞬間は幸せな職業人生かもしれませんが、職場の人間関係や与えられる仕事や職責が変われば、他の職業に就きたいと思うようになるかもしれません。
家族の都合で職業を変わらなければいけない場合もあるでしょうし、100年の人生を考えたときに他の職業での経験を積んでおきたいと考えることも、今後は自然になる可能性が高い。
しかし、一般的に他の職業に就くことは難しいのです、地方公務員は。
ずっと地方公務員でいられるけれど
ずっと地方公務員でしかいられない
しかも、非金銭的な資産(技術や知識、人脈など)の構築が他の職業と比較して、相対的に難しい職業かもしれない、ということも私が不安定さを感じる大きな要因となっています。
だからこそ、私自身は市役所という職場の境界を越えて、様々な場面で活動しています。
市役所を辞めるためではなく、市役所での仕事だけでは乏しい非金銭的な資産(技術や知識、人脈など)を蓄積するとともに、市役所じゃないところでもいいけれど今は市役所を選んでいるという主体性を発揮するために。
そして、今は、一人でも多くの公務員、特に地方公務員の仲間たちが、役所という職場の境界を越えて、公務員という業界が構造的に抱える“不安定さ”を、少しでも個人の努力で解消できることを目指しています。
公務員が職場という世界を越境して、様々な活動を通して能力を得たり人脈を構築したりすることが当たり前の世の中となるように、私自身こういった生き方を広く伝えていきたいと思っているし、自ら示していきたいと思っています。
鳥かごの中で飼い主の庇護の下に生きるのではなく、
厳しさの中でも自由に羽ばたける翼を持つこと
今はそんな生き方を目指したい。
そして、そんな生き方を当たり前にしたい。
きっと、役所の中にいても
鳥かごから出て
自由に羽ばたくことはできるから。
