真剣なまなざしの次女。
でも、実は長女のお手伝い。
長女が学校で劇に出ることになり、そのセリフを覚えるために、次女が台本を見ながら練習の相手を務めているんです。
二人ともどんどんセリフが頭に入っていって、台本が要らなくなっていく様子は見ていて面白かったです。
演劇の台本といえば・・・・・・。
昨年の春~夏に通った青山学院大学のワークショップデザイナー育成プログラムで受講した、平田オリザさんの講義が大変印象に残っています。
演劇のことなど全く知らず、「平田オリザさんって……誰?」状態の私。
しかも、ワークショップと演劇が、にわかに結び付かないものですから、「この人の講義で何を学べるんだろう?」と楽しみ半分、不安半分の気持ちだったのを憶えています。
平田オリザさんは、私は存じ上げませんでしたが、演出家としての活動の傍らで、全国の小中学校に招かれて演劇の手法を取り入れたコミュニケーションの授業を行っているとのこと。
他にも講演活動、ワークショップ、学校の先生の指導など広くご活躍で、まさに私が目指す“自らが成し遂げたいことのために「職業」という枠を越えて活動する”という生き方を体現されている方でもあります。
まさに、2枚目の名刺を持つ生き方のお手本。
私にとっての平田オリザさんの講義は、コンテキスト(文脈)とコミュニケーション、そしてこれからの学校教育について、これまで当たり前だと思っていた概念を一旦壊してもらい、ひと回り大きく広がった考えを持つことに繋がりました。
結果から言えば、生での講義とEラーニングと、3ヶ月間に受講した総ての講義の中で、最も強く揺さぶられたのが、平田オリザさんの講義。
出演する劇の練習の中で、長女がどのようなことに気付くのか、もしくは何も気付かないのか、それは分かりませんが、それでも何か、人と人との日常的なコミュニケーションとは違ったコミュニケーションの経験を得てくれたら。
そんなことを思いながら、長女と次女の「ももたろう」の稽古を見ているのでした。
