(合格しました)係長級昇任試験の勉強法 | 公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

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仕事も家族・友人との私事も楽しみながら、魂を燃やして挑む“志事”で社会を変えていきたい! 地方公務員として働きながら、NPO活動、講演、執筆、ワークショップデザイナーなどに取り組む“公務員ポートフォリオワーカー”として活動しています。

 

先日、結果が通知されまして、無事に

 

係長級昇任試験に合格

 

しました。

 

 

 

正直、ホッとしましたニコニコ

 

 

 

何度も受験して、毎年この勉強に時間をかけるのは少々骨が折れるな~と思っていたので、一発で合格出来たことの無駄の少なさに何より安堵しています。

 

 

 

このまま何も無ければ、春からは係長級です。気持ちの上では春から係長にしていただいてもいいと思っているのですが、さすがにイキナリ係長になることは無いでしょうから、まずは主査になるのでしょうか。

 

 

 

 

 

11月の筆記試験の日、帰宅したらこんな嬉しいサプライズもあって嬉しかったのを思い出します。

右矢印係長級昇任試験が終わって娘たちからもらった手紙

 

 

 

 

そういえば技師から主任になったときは、こんな恨み節のようなことも書きました(笑)

右矢印改めて思う「主任ってさ」

 

 

 

 
 
 
本当ならここで決意表明!
 
 
というところなのかもしれませんが、正直まだ紙切れ一枚届いただけなので、あまり実感も湧かず。
 
 
 
 
今の時点で思うのは、
 
時給が上がるから
パフォーマンスを高めないと
費用対効果が下がるな~
ヤバイな~
 
ということくらいでしょうか。
 
 
 
 
 
私自身の内面は、そんなフワフワした状態なので、今日のところは忘れないうちに勉強法のことを簡単に記録しておきます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
●筆記試験対策
 
筆記試験対策は、ひたすら問題集。
 
 
 
実質、勉強したのは直前の5日間程度(3日間は通勤の電車の中、2日間は図書館や喫茶店などで数時間)でしたが、やったのは3冊の問題集を解くことだけです。
 
 
 
解いたのは、地方自治法と地方公務員法と行政判断(係長)の3冊の問題集。
 
 
 
筆記試験は基本的に多肢選択問題なので、多肢選択問題対策に特化。
 
 
 
よく言われることですがポイントは1問を解くのではなく、1肢を解くこと。
 
 
 
5つの選択肢から誤った選択肢を見つけたり、正しい選択肢を見つけることで選択肢を一つに絞り込むのが得点するために必要な技術ですが、そのためには
 
総ての選択肢の正誤
明確な根拠で判断できる
 
ということが大切。
 
 
 
 
なので私の問題集選びの基準は
選択肢一つひとつについて、その正誤の判断の考え方がきちんと解説されていること。
 
こんな感じ。
 
 
 
 
そして、その単元の解説も充実していれば更に「◎」。
 
こんな感じ。
 
 
 
 
 
地方自治法地方公務員法の問題集ですが、私が使っていた2冊( これだけで大丈夫! 地方自治法50問 / これだけで大丈夫! 地方公務員法40問 )は問題の重要度が3段階に分類されていました。
 
なので、私は全50問のうち「★★★」の22問だけを、つまりは110個の選択肢の正誤を明確な根拠で判断できるまで3周ほど解きました。
 
 
 
「★★」の問題は軽く眺める程度、「★」は一切読んでいません。
 
 
 
行政判断については、使っていた問題集(事例で学べる行政判断 係長編―自治体係長の職場対応力が楽しく身につく厳選70ケース)に掲載されている70問総てを解きました。
 
但し、そもそも常識的に判断できる問題が多いので、何度も繰返し解く必要はありませんでした。
 
1 1周解いて間違った問題だけ「×」を付けておく
2 1周解き終わってから「×」の問題だけ2回解く
 
この2段階で解いた後、最後に2周目で「○」になったものも含めて、一度「×」がついた問題は、念のため総てもう一度解いて、本当に理解できているかを確認しました。
 
筆記試験対策は以上です。
 
 
 
【筆記試験対策で使用した問題集】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
●面接試験対策
 
面接対策は、ブログに書き残しておくほどの内容はありませんが、1次試験(筆記試験)を通過できた後に、こちらの参考書をパラパラと流し読みをしました。
 
 
 
ほとんどぶっつけ本番。
 
 
 
 
あくまで私がこうやって勉強したという事実に過ぎないので、他の人の参考になるというものではないかもしれませんが。
 
 
 
 
●最後に
 
これをやっておけば係長級昇任試験に絶対合格できる、という魔法のような方法は、残念ながらありません。
 
 
 
でも、やることをやらないで試験に合格するのが難しいのも事実だと思います。
 
 
 
ここで言う“やること”とは2つです。
 
 
 
1つは、しっかりと対策をすること。
 
筆記試験のために問題集を繰返し解くこともそうですし、このブログ記事では書きませんでしたが、論文科目がある自治体であれば、その対策も必要かもしれません。
 
論文と面接は、自分ひとりでは対策が難しいので上司や先輩の助けを借りる方法もあります。
 
いずれにしても、「今回の試験で合格してやる!」という気持ちで、できる対策をやっておくことが大切です。
 
 
 
2つの“やること”のうち、
 
もう1つは、日々の仕事としっかり向き合うこと。
 
自治体によって試験の評価方法は様々ですが、最後の最後にこの職員を昇任させるかどうか悩む場合には、人事評価など日頃の成果や人物が見られる可能性は否定できません。もちろん、評価項目として人事評価も加味すると明示している自治体もあるでしょう。
 
だからこそ、日々の仕事としっかり向き合うことが、多肢選択式の問題でのたった1問のうっかりミスや、面接で上手く答えられなかったあの1問をカバーしてくれることがあるかもしれません。
 
 
それに、日頃しっかりと仕事をしている職員であれば、周りも試験対策をサポートしてあげたいと思ってくれるはずです。
 
そういう職員なら、周りも合格して欲しいと願ってくれて
 
「もうすぐ試験だろ。今日はもういいから帰って勉強したら?」
 
そう言ってもらえますよね。
 
 
論文対策や面接対策を手伝ってもらう必要がある場合にも、こういう日頃の自分の在り方が効いてきます。
 
 
 
 
 
「真面目に仕事をしていると、試験対策なんてしている暇は無い」
 
それは正論なのですが、一方で、自分の担当業務が大変なときでも部下のフォローや係全体の仕事の調整をしなければならないのが係長という立場。
 
時間が無いことを言い訳にせず、しっかりと試験対策もするような仕事と生活のマネジメントは、将来係長になったときの“練習”という意味もあるのではないかと、私は思っています。
 
 
 
 
これから試験を受ける皆さんは、大変だとは思いますが、試験対策の時間を作り、自分なりの対策をした上で、試験当日は全力を尽くしていただけたらと思います。
 
頑張ってください。応援してます。