昨日、長女とお風呂でお話したこと。
心の中に湧き上がってくるその気持ちに名前を付けようか
その結果、長女がその気持ちにつけた名前が『ジュエリー』。
随分とかわいい名前を付けました。
何の話かと言うと、心の中に湧き上がる「怒り」とか「むかつき」とどう付き合うかっていう話。
長女は最近、次女に対して頭にくることが多いようで、ちょっと二人で遊んでいたと思ったらあっという間に激しい喧嘩になっていることもしばしば。そういう時は、さすがに女性二人の喧嘩だなって思います。特に長女の次女に対する怒りっぷりは、傍目で観ていても、8歳にしてなかなかの迫力です。
正直言えば、それを直接私がどうこうしようということはないんです。
妹にそんなに激しく怒るなんてケシカラン、なんて全然思ってなくて。
でも、よくよく観ていると長女自身も次女をシコタマ怒って突き放した後は、それはそれでちょっと辛そうな表情を見せたりもするので、「怒ってはいけない」ということではなくて、「怒り」という感情とどう付き合うか、ということについてちょっとお話したんです。
そうしたら、
「パパはちっとも怒らないけど、どうして?」
って訊くので、
「パパは『ムカムカさん』に相談してるんだよ。嫌なことを言われたりしたときに、心の中に『ムカムカさん』が出てくるけど、それですぐに起こった気持ちを表に出すんじゃなくて、まず『ムカムカさん』とお話をして、『これは別に大声を出さなくてもいいよね』って決めてるんだよ」
「もちろん、『ムカムカさん』と相談して、『ここはしっかり声を出して怒った方がいいね』と決めて、大きな声を出すこともあるけど、それは心がムカムカしてその感情のまま大声を出すわけじゃないんだよ」
「パパは、『ムカムカさん』が出てきたときに、きちんと『ムカムカさん』とお話しないでそのまま大きな声で怒ってしまうのは、『ムカムカさん』にパパの心が負けちゃったときだと思ってるんだ。だから、パパは『ムカムカさん』に負けないように、ちゃんとお話しすることに決めてるんだよ」
みたいなことを、もう少し易しく手短に伝えました。お風呂で(笑)
そのあと、
「のんちゃん(長女)も、一度心の中にムカムカ怒りんぼうの気持ちが出てきたら、その気持ちとお話してみたら? その気持ちに『どうして出てきたの?』、『本当に大きな声で怒らなくちゃいけないのかな?』って話しかけてごらんよ」
と伝えたら、長女は
「パパは何で『ムカムカさん』って言うの?」
と訊くので、
「ん? ん~、ムカムカするから? のん(長女)も名前をつけたら?」
そうして、冒頭のとおり、彼女は自分のムカムカする気持ち、怒りに対して『ジュエリーちゃん』という名前を付けました。
「たま(次女)に悪さされたりして、心がムカムカしてきたら『あ、ジュエリーちゃんが出てきた』って考えてみてね。それで、よかったらジュエリーちゃんに『どうして出てきたの?』『今、大きな声で怒った方がいいかな?』ってお話してごらん」
とだけ、最後に伝えてお風呂から上がりましたが・・・。
その夜、長女は2回ほど私に
「今ね、ジュエリーちゃんが出てきてね、お話したけどね、『今は大きな声で怒鳴らなくてもいいよね』ってことになったから」
「今はね、ジュエリーちゃんとお話してね、たま(次女)に『ダメだよ!』って強く言うことにしたんだ」
って教えてくれました。
こういうやり取りが、子どもが育つ上でいいことなのか、悪いことなのかは、私自身はそれほど自信があるわけではありません。でも、私自身は「怒り」という感情に支配されるのが嫌なので、こういう伝え方を選びました。
感情に任せて声を出すことが大切な場面もきっとあります。
でも、自分の中に「怒り」という感情が沸いてきたのか、そうではないのか、それを能動的に感じることは、結果的に感情的に声を上げることになったとしても、大切なプロセスなんじゃないかなって思っています。
長女にも、「怒ってはいけない」のではなくて、「頭にきたときに『ジュエリーちゃん』が出てきたと自覚すること」の大切さを知ってもらいたいと思っています。
ちなみに、この話を妻にしたところ、妻は『ロゼッタちゃん』という名前をつけたようです。
