1.戦力になるから
2.互いに普段とは異なる顔を見せ合えるから
3.場を和ませてくれるから
4.ナナメの関係を作りたいから
先日、私が課外活動(=志事)として行っている公務員キャリアデザインスタジオとして主催した「公務員と語る、公務員を語る 2017 in 埼玉」については、ブログでレポートしたとおりですが、実はそのとき、私は妻と娘二人を同伴して、イベントを主催していました。
2月13日記事 公務員にも効く「語る語る」
イベントを主催するときは、
娘たちのことを妻に任せて留守番してもらった方が、イベントに集中できるんじゃないの?
そういう人もいる・・・・・かもしれません。
でも、今の私は自分の活動のことを知らない家族を自宅でジッと待たせている方が、何だか気になってしまいます。
それに、家族も、私と一緒にイベントに来ることに慣れてきて、今は子どもたちに受付をしてもらったり、途中で参加者にお菓子を配ってもらったり、もはや立派な戦力です。
もちろん、子どもたちも、ただイベント会場に連れてこられて「隅っこで静かにしていなさい」では、「パパのイベントに一緒に連れて行かれるとつまらんない!」ってなってしまいますので、私が家族を連れて行くときは、子どもたちにも出来る役割をキッチリ用意するようにしています。
例えば、他のイベントでも多いのが今回もお願いした「受付」をやってもらうケース。

今回はこんなマニュアルを作って娘たちにわたしました。
そして、当日の朝にはこのマニュアルを使って、私と一緒に受付の練習もやりました。
そうしたら、ちょっとビックリしたことがあったんです!
受付の練習をしていた長女が「たまちゃん(次女)が一緒に出来るように、ふり仮名をふっておくね」って、自ら漢字にふり仮名をふってくれたんです。
日ごろは、普通に子どもらしい「ごっこ遊び」をしていたかと思えば、急に激しい喧嘩をし始めて「もう、たまちゃんとは話さない!」なんて怒ってる長女ですが、実はこういう面倒見がいいところが彼女の持っている本質だったりするんですよね。
イベントのときの私は、きっと家庭とは異なる顔をしていると思います。
それを、普通なら家族に見せることはありませんが、こうやってイベントに一緒に来てもらえれば、そういう外での私の顔も見てもらえる。
最近、思うんですよ。
一緒に暮らしている家族にも、自分が普段見ていない一面があるんだよ、っていうことが普通になることは、家族以外の人と一緒に生きる日常においても、今目の前にいる相手にも色々な顔があり、いろいろな事情があるんだということを想像して、思いやる習慣を身につけることに繋がるんじゃないかって。
そして、それ以上に、上で紹介したような長女の「ふり仮名」の一面もそうですが、私から見た子どもたちの様々な顔を見せてもらえるのも、こうしうてイベントに家族を同伴する大きなメリットなんですよね。
子どもたちのことを、私たち親は知っているようで、やっぱりその全てを知っているわけではありません。彼女らには、小学校や幼稚園での『社会』があって、そこでの役割や顔があって、それはきっと私たち家族に見せている普段の顔とは異なる表情なんだと思うんです。
むしろ、私たち親は、子どもの全人格のうち『家族に向けている顔』しか知らない、というのが正確なんだと思います。

写真は、イベントで配るクッキーを作る娘たちです。
今回のイベントはバレンタインも近いということで、妻が陣頭指揮を執ってクッキーを作っていきました。そして、参加者に配って食べていただきました。
そうやってお菓子を手作りして配ること、娘たちが受付で笑顔で「こんにちは」って挨拶すること、そういう一つひとつが、やや緊張して会場を訪れた参加者を和ませてくれたようにも思っています。
そして、子どもたちを連れて行く最大の意義は、ブログでも何度も書いていますが「ナナメの関係づくり」です。
親や先生のように、子どもから見て「真上」にいる大人との垂直な関係だけではなくて、大人ではあるんだけど別に上にいるわけじゃない大人。親の友達とか、ご近所の大人など。
我が家の子どもたちには、そういうナナメの関係にある大人とたくさん接する機会を意識して作るようにしています。
親とは異なる大人と向き合うことで、世の中には多様な価値観があって、親や先生が常に正しいわけではなくて、多様な大人の中から時には親とも比較しながら、自分がどんな大人になるんだろうってことを想像してもらえたらいいと思っています。
我が家の子どもたちは、私と妻だけで育てるのではない。
地域で、社会の大人たちの中で、みんなで育てていきたい、そういう願いと、私が自分で望んで関わっている様々な活動とを掛け合わせて、今のこういうスタイルになってきました。
今回の「公務員と語る、公務員を語る 2017 in 埼玉」でも、たくさんの大人の皆さんが、我が家の娘たちと触れ合ってくれました。本当にありがとうございました。
皆さんが彼女たちにかけてくれた一つひとつの言葉も見せてくれた一つひとつの表情も、これからの社会を作っていく彼女たちの心根を形作る一つのピースに、きっとなったことと思います。