民間企業志望の学生にも伝えたい3つのこと | 公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

仕事も家族・友人との私事も楽しみながら、魂を燃やして挑む“志事”で社会を変えていきたい! 地方公務員として働きながら、NPO活動、講演、執筆、ワークショップデザイナーなどに取り組む“公務員ポートフォリオワーカー”として活動しています。

 

1.ギャップの話

 

就職する前に思い描いていた働き方と

就職した後の現実にはギャップがある。

それは公務員も民間も一緒だということ。

きっと今思い描いている志望先の働き方と、

同じような働き方をしないことが多いはず。

広告代理店は決して華やかさだけじゃないし、

メーカーのR&Dはなかなか商品に直結しないし、

公務員は9時5時じゃないし。

予めそのギャップの中身はともかく、

「そのギャップがきっとあるよ」ってことは

知っておいて欲しいな。

 

 

 

 

2.行政と民間との線引きは無意味

 

行政はまちづくりや許認可など制度で、

民間は商品やサービスで、人々を幸せに

することを目的にしているのは一緒。

だから「どうせ民間だから・・・」とか

「どうせ行政だから・・・」とか言ってないで、

課題を共有して、それぞれの立場から

それぞれのやり方、スタイルで、

出来ることをやればいい。

 

 

 

 

3.その人生は誰のものですか

 

「国が○○だから○○できない」

という自治体(担当者)が時々います。

でも、国が○○だったら、自分の住む街が

衰退してしまってもいいんでしょうか?

本当にやるべきだと思ったら、

例え国が○○であっても、変わってくれなくても

自分たちに出来ることをやればいいんです。

出来も理解も悪い省庁なんか放っておいて。

そしてそれは、自分の人生でもきっと同じ。

親が、学校が、世間が、面接官が・・・。と言って、

出来ない理由として他者を列挙するのでは、

他者が思いどおりになってくれないのなら

幸せになれなくたっていい、そう宣言するのと同じ。

それは他者に自分の人生を

コントロールされることを許すこと。

自分の人生だったら、

自分の手でコントロールすればいい。

 

 

 

 

これは、11月11日(金)に

公務員キャリアデザインスタジオとして

大東文化大学に行ってお話した内容の一部。

 

民間企業志望者が多いと聞いていたので、

公務員の仕事の話をキッカケに使いながら、

民間企業に勤めることになる学生さんにも

何かしら持って帰っていただけるような

講義なればと思って、

通常とは少し異なる組み立てで臨みました。

 

 

 

アンケートなどからも

民間志望の自分にも役立つかも、

といった声が聴けるなど、

まずまずの手ごたえでした。

 

 

 

 

 

正直、

“リアルな公務員像を伝える”という

公務員キャリアデザインスタジオの方針は

踏み越える内容だったと思いますが、

 

聴き手第一ということと、

仕事じゃなくボランティアだということで、

これくらいは許されるんじゃないかな。