公務員の病気休職についてちょっと考えてみました | 公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

仕事も家族・友人との私事も楽しみながら、魂を燃やして挑む“志事”で社会を変えていきたい! 地方公務員として働きながら、NPO活動、講演、執筆、ワークショップデザイナーなどに取り組む“公務員ポートフォリオワーカー”として活動しています。

ちょっと備忘録も兼ねて、
公務員のメンタルヘルスの件を。




(一財)地方公務員安全衛生推進協会が
平成25年度中における長期病休者の状況を調査した
「地方公務員の健康状況等に関する実態調査」によると、
「精神及び行動の障害」による休職者数は、
職員10万人当たり1,219.3人であり、
15年前と比べて約4.5倍、
10年前と比べても約2.1倍
増えています。


理由について定量的に述べられている
論文等を私も知らないのですが、
よく目にするのは
「上司のパワハラ」「激務」
「苦情」「仕事のミスマッチ」

など。


私は幸いにして、上記のような目にあう
職場には配属されたことがありませんが、
やはり同じフロアなどに精神障害としてのうつ病で
長期休職に入ってしまう人もいました。


病気による休職は、職場にとっても
本人や家族にとっても辛いこと。

やはり減らせるなら減らした方がいい。

そう考えた時に、ツイ上司や職場など
環境に原因とその責任を求めがちなのですが、
やはり自分を守れるのは自分しかない
と思うのです。

これは決して、うつ病になる人が
悪いということではありません。

そうではなくて、なりたくないのなら
「いい上司、いい職場に恵まれますように」
と祈って、運に任せるのではなく、
どんな上司、職場でもうつ病になりにくい
心の運び方ってある気がするのです。
(完全無欠で防止できる方法はありませんが)


私は専門家ではありませんが、考え方としては、
心の負担を軽減し、充足感を味わう
つまりはダメージを減らし、栄養を摂ること。


そのために、例えば、
公務員は幸運にも仕事での失敗では
クビになったりしませんから、
ミスを責められても気にしない!
(再発は防止してください・笑)

とか、

職場の外にコミュニティを持って
充足感を味わう機会を作る
とか。


いろいろと自分のために
打てる手はあると思うんです。


素人がいい加減なことを
とお叱りを受けるかもしれませんが、
あまり的外れな対策でもないのでは?

カクイウ私も実は、
学生時代に心療内科とお薬のお世話になり、
いろいろと踏み外したクチですから、
もちろん当時の原因と回復策があったわけです。
(詳細はまた別の機会にとっておきますが)

そんなダークサイド(?)の経験と
10年間健康的に公務員をやってきた経験とから、
やっぱり上記で例示したような対策は
バカにできないと思うんですよね!


で、言いたいのは、例示した対策っていうのは
個人の性格とかの問題ではなくて
“技術の領域”であるということ。


「私にはそういうのは出来ません」ではなくて、
回避する技術として身に付けましょう!
ということ。


だって、ロクでもない上司や
ロクでもない職場のせいで病んでしまったら、
人生がだいぶモッタイナイですよね。

繰り返しますが、
「いい上司、いい職場に恵まれますように」
と祈って、運に任せるのではなく、
自分の手で守れるものなら
無防備にしておかないで手を打てばいい
ということなんだと思うのです。


ツイ長い記事になってしまいました。
皆さんは如何お考えですか?