リンパ節転移が完全に消失することはありますか? | けろんちのブログ

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2022/12/19肺塞栓症入院中のCT検査で骨盤内リンパ節の腫れ見つかる
2022/12/26の血液検査で
PSA値490
年明けのPET検査で
前立腺癌ステージ4宣告
ホルモン療法開始

リンパ節転移のある前立腺がん治療後の経過は何を指標にしますか?


前立腺がんの治療後、リンパ節転移の経過を評価する際には、いくつかの指標が用いられます。主な指標には以下のものがあります:

  1. PSAレベル:前立腺特異抗原(PSA)の血中濃度は、前立腺がんの活動を反映しており、治療後の経過観察に重要です。
  2. 画像診断:CTスキャンやMRIなどの画像診断を通じて、リンパ節にがんが残っていないか、または再発していないかを確認します。
  3. 生存期間:リンパ節転移がある前立腺がんの場合、生存期間の中央値は約32ヶ月と報告されています1
  4. 症状の変化:腫れや痛みなどの症状の有無や変化も、がんの進行や治療効果を判断するための指標となります。

これらの指標を定期的にチェックし、医師は治療の効果を評価し、必要に応じて治療計画を調整します。患者さんの具体的な状況に応じて、最適なフォローアップ計画が立てられることが重要です。ご自身の状況については、担当医と相談してください。

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リンパ節転移が完全に消失することはありますか?


リンパ節転移が完全に消失することは、前立腺がんの治療においては比較的珍しいケースですが、可能性はゼロではありません。治療法やがんの種類、進行度によって異なりますが、特に早期の段階で適切な治療を受けた場合、転移が完全に消失することも報告されています12

例えば、ホルモン療法や化学療法、放射線療法などの組み合わせによって、がん細胞を減少させることができる場合があります。これらの治療は、リンパ節に転移したがん細胞を縮小させたり、消失させたりすることを目的としています2

ただし、リンパ節転移が完全に消失したとしても、再発のリスクは残ります。そのため、治療後も定期的なフォローアップが必要となります。具体的な治療計画や経過観察については、担当医と相談することが重要です。患者さんの状態やがんの特性に応じて、最適な治療法が選択されます。



リンパ節転移のある前立腺がんの平均余命は32か月となっていますが、起算日はいつからですか?

リンパ節転移のある前立腺がんの平均余命が32ヶ月とされているのは、一般的には診断を受けた時点からの期間を指します。この期間は、統計的な中央値に基づいており、個々の患者さんの状態や治療の反応によって異なる可能性があります。また、この数値はあくまで平均であり、実際の余命は患者さんの年齢、健康状態、がんの進行度、受けている治療の種類など多くの要因によって左右されます123

もし、より詳細な情報や個別の症例に関する相談が必要な場合は、医療専門家にご相談されることをお勧めします。医師は患者さんの具体的な状況を考慮して、より正確な予後の情報を提供できるでしょう。


2022年の年末に診断を受けたので、診断から16か月、ちょうど平均余命の半分ってところか…

PET検査で映らなくなった癌が再発するメカニズム


抗がん剤治療後にPET検査で映らなくなった癌が再発するメカニズムは複雑ですが、いくつかの要因が考えられます。

まず、PET検査はがん細胞が活発に代謝している場所を検出するために用いられます。がん細胞は通常、正常な細胞よりも多くのブドウ糖を消費するため、放射性のブドウ糖類似物質(FDG)を体内に投与し、その分布をPETカメラで撮影することでがん細胞を可視化します12

しかし、PET検査では以下のような理由で全てのがん細胞を検出できるわけではありません:

これらの理由から、PET検査で映らないと判断された場合でも、微小ながん細胞や代謝活動が低いがん細胞が体内に残っていることがあります。そして、これらの細胞が再び活動を始め、増殖することで癌が再発することがあります。

また、がん細胞は抗がん剤に対する耐性を獲得することがあり、治療が効かなくなることも再発の一因となります。耐性を獲得したがん細胞は、治療を受けても生き残り、時間が経つにつれて増殖し、再び問題を引き起こす可能性があります。

再発したがんの治療には、再び抗がん剤治療を行うことや、他の治療法を試すことが考えられます。がんの種類や患者さんの状態によって、最適な治療法は異なりますので、専門医と相談しながら治療計画を立てることが重要です。12


前立腺がんで亡くなるメカニズム

前立腺がんで亡くなるメカニズムについては、がんの進行段階や転移の有無によって異なりますが、一般的なパターンを説明します。

前立腺がんは、初期段階では自覚症状が少なく、ゆっくりと進行することが多いです。しかし、がんが進行すると、以下のような経過をたどることがあります1

  1. 局所限局がん:がんが前立腺内に限局している段階です。この段階では治療によって良好な予後が期待できます。
  2. 局所進行がん:がんが前立腺の被膜を超えて周囲の組織に広がり始めた段階です。
  3. 転移がん:がんがリンパ節や骨などの遠隔の臓器に転移している状態です。特に骨転移は痛みや骨折のリスクを高めます。
  4. ホルモン不応がん:ホルモン療法に反応しなくなったがんです。この段階では治療の選択肢が限られ、がんの制御が難しくなります。

最終的に、がんが体の重要な機能を担う臓器に広がり、それらの臓器の機能が失われることで、生命を維持することができなくなります。例えば、骨転移による合併症や、他の臓器への転移によって生じる機能障害が原因で亡くなることがあります。

前立腺がんの進行は個人差が大きく、進行の速さや転移のパターンは患者さんごとに異なります。そのため、予後や生存率もステージや治療法、患者さんの全体的な健康状態によって変わります。早期発見と適切な治療が重要であり、進行がんや転移がんの場合でも、治療によって症状の緩和や生活の質の向上を図ることが可能です2314

前立腺がんに関する詳細な情報や治療法については、専門医との相談が必要です。医師は患者さんの状態に合わせた治療計画を提案し、可能な限り最善の結果を目指してサポートします。もし前立腺がんについてのご心配や疑問があれば、医療機関での相談をお勧めします。


死にそうもないくらいに普通にしてるけど、やっぱり癌っていうのは厄介な代物なんやな