立春の過ごし方 | しまばら薬局 健康ブログ

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季節の変わり目を意味する2月3日の節分を過ぎると、いよいよ「春」が始まります。

2月4日頃~2月18日頃までを「立春」と呼び、冬の陰気が減りエネルギーとなる春の陽気が増え始めます。

 

暖かく草木が芽吹き色とりどりの花が咲き始める春は、エネルギーに満ちて元気が出てきますね。

しかし、立春のこの時期は、冬の厳しい寒さから温かい春への変化に体がついていかず、心身共に不安定になりやすいタイミングでもあります。

春の暖かさに少しずつ体を慣らし、ゆっくり切り替えていきましょう。

 

 

 

 

■立春に起こりやすい不調

立春は風の邪気である「風邪(ふうじゃ)」による不調が起こりやすい季節。

「風邪」は熱や冷えなどの邪気を連れ、風邪や頭痛、めまいなどの不調を引き起こします。

また、「風邪」と一緒に体に入り込む花粉による目のかゆみや鼻づまりなどの症状に悩まされる人も多いです。

 

春はストレスを感じやすく、メンタルの不調に悩まされやすい季節です。

特に立春は、不眠や気分の落ち込みが起こります。

 

 

 

 

■立春の不調を癒す食材

 

せり…体の余分な熱を冷まして水野代謝を促すので、ほてりの改善に役立ちます。

また、熱を伴う風邪を引いたときに食べるのもおすすめです。

 

ふきのとう…呼吸器系を潤す作用があり、痰を取って咳を鎮めるのに役立ちます。

胃腸に働いて消化を促すため、食べすぎてしまったときにも効果を発揮します。

ふきのとうのような「苦み」には、体内の不要物を排出させる働きがあります。

 

じゃがいも…気を補って胃腸の働きをサポートします。消化不良を改善して吸収した栄養を体中に行き渡らせるので、体力低下に効果的です。

 

鶏肉…胃腸を温めて気を補う鶏肉は、胃腸の働きを改善し、不足したエネルギーを補給してくれます。

また、骨を強くし、足腰を強くします。

 

風邪や頭痛などの体調不良が起こりやすい春の始まりには、香りのよい「せり」で気を巡らせるのがおすすめです。たっぷりのせりと鶏肉を出汁ベースのスープでいただく「せり鍋」は、まだまだ寒いこの時期にぴったりです。

 

春に起こりやすい不調を避けるためには、今から未病先防として養生することが大切です。

活き活きと元気に、楽しい春をお過ごしください♪