冬の最後の節気「大寒」 | しまばら薬局 健康ブログ

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2024年の冬は全国的に暖冬傾向と言われていますが、それでも「大寒」は一年で最も寒さが厳しい時期。

寒さのピークを迎える「大寒」は、1月20日頃から2月3日頃までを言います。

しっかりと対策をして春に向けて体を整えていきましょう。

 

 

■大寒に起こりやすい不調

冬の臓である「は冷えによりダメージを受けるので、この時期は疲れやすくメンタルも内向きになりがちです。

また、冷えによって心身が緊張すると気血の巡りが滞り、足腰の痛みや肩・首周りのこりが悪化します。

さらに、体が冷えるとバリア機能が低下し、菌への抵抗力が落ちやすくなるため、その結果普段はならない膀胱炎などにも感染しやすくなります。

 

 

■大寒の過ごし方

寒い日が続くと気血の巡りが滞りやすくなります。

漢方の世界では、冬は下半身が冷えやすいと考えられているので、足腰の冷えに注意しましょう。

また、エネルギーを外に出さずに心静かに過ごす閉蔵」という養生が大切です。

「閉蔵」は冬の3ヶ月を言い、万物が静かに沈み消極的になる時期です。

この時期に夏と同じように汗をかきすぎたりして「陽気」を外に発散し続けると、寒さに熱を奪われて生命力をどんどん消耗していきます。

何かを始めたり、運動で汗をかくことを避け、春が始まるまで体力を温存しましょう。

 

 

 

■大寒に食べたい食材

 

白菜…解毒作用が高く外邪の排出をサポートします。

体の熱を冷まして潤いを与え、呼吸器系の不調や風邪で熱っぽいときにおすすめです。

 

牡蠣…肝に作用して血を増やし冷えた体を温めます。疲労・不眠・情緒不安定の改善に効果的です。

 

長ネギ…体を温めて発汗を促し、消化吸収を促進します。冷えや食欲不振、悪寒からくる風邪に効果的です。

 

 

寒くなるとトイレが近くなる…とお悩みの方が多くおられます。

体を温める力が弱く、体内が常に冷えて尿が溜まりやすい状態です。

トイレが近いときは、体を温めて腎を強化する食材がおすすめです。

温性で血を補う「マグロ」と、辛味があり温め作用が強い「ネギ」を使ったねぎま鍋はこの季節にぴったりです。

 

 

 

 

大寒を過ぎると、いよいよ春の訪れです。

ここでしっかりと養生することで、暖かい春を元気に過ごすことができるでしょう。

当店では、体を温め腎を補う手助けをしてくれる漢方薬やサプリメントもあります。

冬が苦手な方、冷え性の方、毎日を元気に過ごしたい方、ぜひしまばら薬局にご相談ください。