学活や学級・学年便りのネタになりそうな話題を・・・。
「出会い」に関するお話です。
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出会いとは本当に不思議なもの 中学生 (福岡県 14歳)
「今日、午後から雨降るって」「目がかゆい」「寒くない?」「疲れた」「聞いてよ~」
私のとなりをただ通り過ぎていく人たち。わいわい、がやがや。時にはさびしそうな人、悲しそうな人も見かける。
ある日、私は考えた。人と出会うということはどういうこと? いま私の横を通り過ぎた人は午後から雨が降ると言っていた。私はその話を通りすがりに聞いて、今日は雨が降ると理解した。
一方通行ではあるが、もし彼が天気予報の話をしなかったら、その日、私はそのことを知らずに過ごしたかもしれない。そう考えると、その名前も知らない彼とも、一種の出会いなのではないかと考えた。どんな形であろうと、出会いというものは、自分に何らかの影響を与えるものだ、と。出会い、それは本当に不思議なものだ。
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通りすがりに聞いた話、それも一種の出会いなのでは、という中学生でした。なかなかの分析力です。
「出会い」がぎっしり詰まっているこの時期、中学生のみなさんには、「それも一種の出会い」を大切にして欲しいものです。