29日放映。日本国憲法制定60周年記念番組。象徴天皇・国民主権・戦争の放棄などの条文を中心に、日本国憲法が生まれるまでの1年間、その舞台裏に迫る内容。夜を徹して憲法原文の制作作業にあたったGHQ民生局、マッカーサー、アメリカ政府、極東委員会、そして首相、日本政府、と緊迫したやり取りの連続で、1時間15分一気に視聴し終えた、という感じでした。象徴天皇のやり取り、「助言と承認」という文言に落ち着いたいきさつ、日本側による生存権・普通教育を受けさせる義務、の追加、ソビエトの要求によるシビリアンコントロールの導入、そのことに対する中国国民党の事情、など、見ごたえある内容でした。GHQ民生局制作の草案に、日本の民間作成憲法草案が大きく影響していた事実など、広く知られるべき、と思います。
・番組評価~なし