道仙寺の柴燈護摩 令和元年9月8日(日) | しこくあるく

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役行者様のご命日とされる毎年9月7日と翌日8日には道仙寺の護摩堂で柴燈護摩が修法される。
7日は午前と午後、8日は午前に結願護摩の計3回である。なお、7日の午前は奥の院でも柴燈護摩が修法される。今年は土日に当たったが土曜日は所用があったため日曜日の結願護摩に参座した。

朝10時からなので6時過ぎに家を出た。概ね2時間ほどで着くので8時過ぎには護摩堂に着いた。駐車場が狭いので早めに着いて正解だった。


縁日の幟

まず、添護摩に願いを書いて納めた。護摩堂内に入り読経して退出し納経印を頂いた。まだ時間があるので御札や御守りを見ていると神変さんの小さな掛け軸があった。求めるともう掛け軸の絵師は他界されており残り3本のみとの事だった。1本頂いたので、あと2本となった。穏やかなお顔立ちの神変さんである。我が家にお迎え出来て良かった。

醍醐派の柴燈護摩は久しぶりなので次第を出来るだけ動画に収めることにした。


護摩堂と柴燈護摩壇

時間になり行者の列が結界内に入った。まずは宝弓、斧、槍など種々、破魔の作法が行われた。

宝弓

宝刀

宝斧

宝槍

宝弓と槍は同じ人が行っていたが随分と声が通るし口上が上手い。法螺を吹いても甲音(高い音)が綺麗に出る。何処かのお坊さんかな?と思っていたら、後で分かったが尼崎市のお寺の副住職様だった。
願文が読み上げられ、護摩に火が点けられて柴燈護摩が始まった。

点火

般若心経、不動明王真言が唱えられたが唱える参拝者は少なかった。やがて添護摩が焼べられた。


添護摩を焼べる

導師と護摩壇

修法は概ね1時間ほどで終わった。

導師のご挨拶

火渡りは無い。結界が切られ、参拝者が護摩壇に近寄り護摩の煙を体に当てた。自分も近寄って念珠を翳した。


護摩の火を頂く

護摩が終わると集められた古札の魂抜きが行われていた。


御札の魂抜き

その後、堂内に入り結願の内護摩が修法された。折角なの自分も参座させて頂いた。最後に護摩の火にあたり、お加持を頂いて全てが終了となった。
醍醐派の柴燈護摩にはなるべく参加したいものだ。

無事の参拝に感謝。
南無大日大聖不動明王
南無神変大菩薩
南無聖寶尊師
南無遍照金剛