大峯山第四回入峰 二日目 平成30年7月22日(日) | しこくあるく

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四国霊場歩き遍路の記録を中心に、寺社巡りや城郭探訪など旅の日記と徒然の感想を書き連ねています。

4時半前に目を覚まし、浴衣の下からフンドシを身につけ5時には旅館前に出た。

旅館に貼ってあった入峰の告知

概ね集まったので水行の行われる龍泉寺へと向かった。

龍泉寺へ

さすがに早朝の洞川は涼しい。

自分にとっては未だに慣れない水行が始まろうとしている。

龍泉寺の水行場

新客に続き水行場へ入ると、例年より気温が高いとはいえ、水温は変わらないようだ。身が切れるほどに水が冷たい。般若心経3遍と不動尊ご真言と神変大菩薩、理源大師、弘法大師の各御宝号を唱えて水行を終えた。ふむふむさんもやはり水行は苦手のご様子である。互いの苦行を労った。

水行を終えて旅館へ戻り、しばらく風呂に浸かった。Kさんは旅館に帰るとすぐに去年飲みそびれた豆乳を求めて出かけた。風呂から上がるとKさんは戻っていた。今年は無事に豆乳を飲むことができたそうだ。
今年から柴燈護摩までの間、希望者は鍾乳洞、もしくは写経を行うことになった。自分は所用があったのでどちらも参加しなかった。イベント参加者は6時から朝食である。


自分は用意していた白衣を持って龍泉寺へ向かった。

龍泉寺の泉

朝日差す龍泉寺本堂

泉の湧き出し口

滝行場もある

7時前だったが既に納経所は開いており、白衣の袖に梵字を入れて頂いた。

袖の梵字

帰る途中、写経組とすれ違い、引率のOマンに誘われたが、もう一つ用事があったのでお断りした。


旅館に帰ると参加者以外の朝食となった。朝食を済ませて、頼まれていた洞川オリジナルシールを買い求めに旅館を出た。7時を回ると気温が上がってきた。洞川でこの温度なら平地はもっと暑いだろう。
旅館に戻り柴燈護摩までの時間、横になっているといつの間にか意識が遠のいた。

柴燈護摩の参集の時間となり再び龍泉寺へと向かった。

再び龍泉寺へ

護摩行が始まり火が点けられた。

柴燈護摩

岡田ご住職登場

今年もかなり灰が飛んだが幸い穴が開くことはなかった。護摩に引き続き記念撮影、庫裡に入り先達補任式と新客への入峯証授与式があった。今年は自分も4度目の入峰なので先達に補任頂いた。特に何が出来るわけでもないのだが。授与式の後は龍泉寺の岡田ご住職より修験道について法話を頂いた。

10時に行事が終了し本堂で手を合わせ旅館へと帰った。10時45分、バスに乗り込み天川弁財天へと向かった。お茶と昼食弁当が配られた。

天川弁財天では今年は特別ご開帳があり参拝者が多かった。

天川弁財天

拝殿にて

例年なら拝殿に椅子を並べてお勤めをするのだが、今年は立ったまま神主さんの祝詞に続きお勤めを行った。新講元が玉串を捧げ、その後、御神酒を頂いた。

天川弁財天の参拝を済ませバスに乗り、配られた昼食を摂った。黒滝茶屋でトイレ休憩の後、橿原経由で大阪へと向かった。今年も自分は橿原神宮前駅で数名の方と下車した。
講の皆さんとはここで別れた。また来年も厳しく楽しく登拝したい。

今年も講の皆さんに感謝。
おん きゃにどま うん はった そわか
おん そらそばていえい そわか
のうまく さんまんだばざらだん かん
南無神変大菩薩
南無遍照金剛
南無聖寶尊師