例年になく暑い、いや熱いと表記した方がふさわしい夏になっている。今年も数多くの人々が水に泣いた。その後、熱暑が続いている。異常気象である。
そんな中、例年より一週間遅い大峯入りが始まろうとしている。
前日、仕事が終わり帰宅して準備を整え、カミさんに西大寺駅まで送ってもらい、岡山駅より新幹線で大阪へと向かった。
岡山駅新幹線ホームにて
夜9時半頃、昨年、一昨年と同じビジネスホテルに泊まった。ほぼ定宿化している。
7月の御影供の朝、4時前に起床した。部屋で勤行を行い、昨夜買って置いたおにぎりとカップ麺で朝食を済ませて身支度を調えた。5時40分、宿を出て早朝の宗右衛門町を抜け集合場所のなんば駅へと向かった。
早朝の宗右衛門町
5時50分過ぎに着くと既にほぼ皆さん集合していた。ふむふむさん始め概ね皆さんとは一年ぶりの再会、Kさんとはゴールデンウィークの歩き以来だ。
N班長が点呼を取り近鉄の改札を抜けた。上本町駅で下車し観光バスの待つ場所へと移動した。今年も観光バス4台、170名ばかりの大所帯だ。
昨年同様3号車に乗車した。Kさんと相席し、一路、天川村へと出発した。今年から講元が代替わりした。U講元の初入峰となる。
バスは昨年同様、橿原神宮前と黒滝茶屋で休憩を取った。黒滝茶屋ではやはり、串こんにゃくを食べなければ落ち着かない。
3時間ほどで定宿である天川村洞川(どろがわ)の枡源旅館へ着いた。
枡源旅館本館より
今回、我々の班は本館に宿泊である。いつもながらの不思議な炊き込み御飯を食べ、急ぎ支度を調えて10時半過ぎに出発した。
いつも通りに登拝口前の供養塔で勤行し女人結界へと入った。
夏の山上ヶ岳(大峯山)
女人結界へ
今年2度目のKさん、ふむふむさん達と前後して上った。涼しいはずの洞川も今年は暑い。ここも他例に違わずである。いつもは咲いている野生のアジサイが今年はもう終わっている。昨年より一週間遅い入峰だからか、いや、やはり気温が高いということなのだろう。
お助け水
昨年はペースが遅く時間が押し気味だったが今年は割と良いペースで登っているように思えた。
だらすけ茶屋の手前で下山者とすれ違う際、木の根に躓いたが転倒まではしなかった。しかし、自分の2~3人後の方も躓き、斜面を転げ落ちた。2~3m転げただろうか。肝を冷やしたが自力で上がってこられた。足に少し擦り傷がある程度だったのでホッとした。
表行場最初の油こぼしから鐘掛岩まで至ると昨年並みに遅くなっていた。
油こぼしで渋滞
油こぼしからの眺め
野生のアジサイ
今年は山上まで行かないと咲いていなかった
行場 鐘掛岩
お亀石
等覚門
行場 西の覗
昨年同様にNZさんが小篠宿(おざさじゅく)へ直行すると提案した。今年はKさんも小篠行きを望んだので、ふむふむさん共々それに従った。
(つづく)