瞑想、はやってますね!

 

最近は、「瞑想をやってるんだ」と言っても、そこまで変な目で見られなくなりました。

 

ちょっと前は、瞑想やってるなんて言ったら

 

大丈夫? 洗脳されてない?

ツボ買わされてない?

空中浮遊できる?(いい加減にしろ)

 

なんて言われたもんでした。

 

瞑想=オウム真理教 的なイメージがね……

 

最近では、瞑想をGoogleやFacebookが社内研修で取り入れているとか、スティーブジョブズやイチローもやっていたとか、そういう話を聞いて、

 

お!カッコイイな!

 

って感じになってきたんでしょうね。いい時代になったもんです。

 

 

 

しかし、瞑想って結構たくさん種類があるんです。

 

いったいどの瞑想をやればいいんだろう? よくわからないですよね。

 

人によって合うモノ合わないモノもあるでしょう。

 

私も最初、いろんな瞑想法を調べたり、瞑想会に参加したりして、ちょこちょこつまみ食いしてました。最終的に一つに落ち着きましたが。

 

瞑想法ってそれぞれに特徴があって、なかなか調べると面白いんです。

 

今日は、私が調べたり、体験したことがあるイロイロな瞑想法を、ザックリと紹介していきますね。

 

一つ一つを深くやっているわけじゃないんで、深くやってる人から見たら、ちげえよ!

ってなるかもしれませんが、そこはご勘弁ください!

 

 

 

【①マインドフルネスストレス低減法(MBSR)】

 

マインドフルネスと言えばコレ! というぐらいアメリカではメジャーな瞑想法。

 

マインドフルネスと言うと、半分くらいはコレのことを指していると思います。

 

ちなみに、マインドフルネスとは、アメリカやヨーロッパで広まっている仏教瞑想をルーツとする瞑想法です。

 

1960年代に、日本の禅や、東南アジアの原始仏教の瞑想、チベット仏教の瞑想などがアメリカに広まり、マインドフルネスという言葉が使われるようになりました。

 

特定の一つの瞑想法を指しているわけではないです。

 

その中でもMBSRは、1979年にアメリカのマサチューセッツ大学医学部教授のジョン・カバット・ジンが、医療用に開発したモノ。

 

ジョン・カバット・ジンは、もともと禅をやっていて、ヨーガやヴィパッサナ―瞑想の経験もあったそうです。

 

 

 

プログラムには、禅やヨーガやヴィパッサナ―瞑想の要素が取り入れられています。

 

基本は、座って呼吸に意識を向け観察します。

 

さらに呼吸だけでなく、体の感覚や、自分の思考や感情も観察します。

 

その感覚や思考や感情を、良いとか悪いとかいっさいの判断を加えず、ただありのまま観察します。

 

他にも

 

・ボディスキャン

 体の足先から頭のてっぺんまで、順番に意識を向けて感覚を感じとっていく方法。

・ヨーガのポーズ

・歩く瞑想

 歩きながら歩く動作や足の動きに、意識を向けていく方法。

 

などをやります。

 

一番メジャーでベーシックな方法で、医学的な検証がタップリされています。

 

ストレスが減ったり、うつ病の予防や、再発防止に効果があることを示す研究結果もたくさんあります。

 

一般向けに宗教色を排除しているので、宗教に抵抗ある人でも受け入れやすいです。逆に、仏教思想も学びたいな、って人には物足りないかもしれません。

 

 

 

【②ヴィパッサナ―瞑想(ゴエンカ式)】

 

この辺になってくると、瞑想名を言ってわかる人は、一般にはほとんどいなくなってきますね。

 

けど、通じる界隈では通じます。その世界ではめっちゃメジャーな瞑想法。

 

ミャンマーの在家仏教徒の、S.N.ゴエンカ氏が世界に広めた瞑想法です。

 

日本やアメリカやヨーロッパ、アジアなど、世界各地に瞑想センターがあり、かなり広まっています。

 

この瞑想法は、気軽に習える瞑想会、なんてものは開催されていなくて、ハードコアな10日間の合宿でしか習えません。

 

これ系の話が通じる人たちと話すと、

 

合宿行ったことあります?

行きました行きました! きつかったですね~

 

とひとしきり盛り上がります。知らない人はポカーン。

 

 

 

合宿では、参加者同士の会話は一切禁止。目も合わせてはいけない。

 

スマホや本などは初日に没収。TVもラジオも新聞もなし。

 

朝の四時半~夜七時までひたすら瞑想。その後夜九時まで仏教の講話。

 

休憩時間を除いても、一日十時間は瞑想しますね。十日間で百時間くらい瞑想する。

 

瞑想法は、最初の三日間は、座って呼吸に意識を集中させる瞑想。これで集中力を徹底的に鍛えます。

 

後半の七日間は、その集中力を使って体の感覚を詳細に感じていく瞑想。

 

頭のてっぺんから意識を向けて感覚を感じ、徐々に意識を移動させて、足先まで移動させて、折り返してまた頭のてっぺんまで戻していく。

 

MBSRのボディスキャンとよく似ています。

 

呼吸の瞑想でも、スキャンの瞑想でも、感じる感覚や思考や感情などにたいして、いっさい判断や反応はしない。ただただ平静に観察します。

 

 

 

この「判断や反応をしない」というやり方は、仏教系の瞑想ならどれでも共通するやり方ですね。

 

とにかくガッツリ瞑想します。瞑想以外のことに一切気が散らないようになっています。

 

耐えられずに途中で脱走する人もいますね。合宿所は山の中で、最初にスマホと財布も預けてしまうので、勝手に脱走はできませんが……。

 

最終日は会話が解禁されます。そうすると途端に楽しくなりますね。

 

ずっと顔は合わせていたのに、話したことのない人達と話すと、めっちゃ盛り上がります。

 

 

 

とにかくハードなので、いきなり行くとキツイかもしれませんね。

 

メンタルの調子が悪い人は、ちょっと考えた方がいいかもしれません。閉ざされた環境で長時間瞑想するので、かえって調子が悪くなる人もいるかもしれません。

 

まあ、合宿の注意事項にも、メンタル系の病気の人は参加しないでください、と書いてあります。

 

 

 

さて、まだまだ紹介する瞑想はあるんですが、長くなってきたのでこの辺で今日は終わりにしておきます。

 

また次回続きを書きますね。

 

続き↓

ヴィパッサナー瞑想/禅~いろんな瞑想法を紹介するよ!②

https://ameblo.jp/shiko-kankaku/entry-12581559907.html

 

 

 

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