きみがいなくなってから
僕の心には大きな穴が空いたんだ
どうしていいかわからない僕は
その穴に小石を入れていった
はじめはひとつ
それでも心の穴は埋まらなかった
氣づくと心の中には小石がどんどん増えていった
何年も経って僕は氣がついた
小石の重さがあることで
いなくなったきみを感じたかったのだと
けれどきみはもう2度と還ってこない
遠く星になって僕のことを見ている
そのことを感じたとき
涙と共に小石は溶けていったんだ
そうだった
きみがいなくなった日
僕は一滴も涙を流すことはなかった
小石はあのとき止めてしまった僕の涙
涙を流しながら空を眺めると星は言う
あなたが今流している涙は
空から見ると星のように見えるのだと
あなたの命は今とても輝いているのだと
星と星とでわたしたちは繋がっているのだと
2020年にした子宮体がん手術前に
「わたしたちの命は、この地球に生まれてくるとき、龍に大切に命を抱きしめられて降りてきた」と
メッセージを受け取ったことを機に命の尊さを伝える龍アートを描き始めました
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