こんにちは!
 
大阪日帰り遠征の疲れが全然取れない!
体力の限界!

去る8月24日、現在来日公演中の

RENT JAPAN TOUR 2024

ソワレ公演をRENT大好き友と一緒に観劇して来ました。
 
 
日本初演時のマーク役山本耕史さんが、26年ぶりにマークを演じる、しかも海外キャストと全編英語で!

26年前の「RENT」出演があったから今の自分がある、というほど、山本耕史さんにとって思い入れのあるミュージカル、ブロードウェイでマークを演じるために渡米、レッスンを受けたこともあったそう。

日本版、来日版どちらも回数見ているのですが、昨年クリエの日本版を見た後、十分見た!もうしばらく「RENT」はいいかな?なんて思っていました。

でも今回の耕史さんキャスティング、私のマークは森山未來さんから始まっているので、ここに来て、ここでよ?初演マークが見られるって、どう考えても胸熱でして。

しかも、道半ばで終わった夢への再チャレンジとも思える全編英語マーク、こりゃ見るしかないと最速でチケット取りました。

 なおかつ、モーリーンにクリスタル・ケイさん!

2019年の「ピピン」以来、またミュージカルの舞台で拝見したい、と切望していた方がモーリーン。

ワクワクの極み。



賑わってました、ホワイエ。

本日の出演者、ありました👇
 

 

ご存知「RENT」は日本にもたくさんのファンを有する傑作ミュージカル。

1989年、ニューヨークのイーストヴィレッジ、家賃も払えないほど困窮し、それぞれの厳しい問題を抱えながら、現実を生き抜く若いアーティストたちを描いた群像劇。

日本でも初演の1998年以来、キャストを変え近年では定期的に上演、海外キャストでも幾度となく来日公演が行われています。

来日版を見るのは2016年以来ですが、セットも衣装もほぼその頃の記憶と同じでした、マイケル・グライブ演出のオリジナルヴァージョン。
オーブで「RENT」は初めてです。
 
上演中以外は撮影可能。
席からとかではなく、皆様、舞台前で記念撮影されていました。
 
 
広い舞台を活かしたスケールあるセットはやっぱり壮観!

コンパクトなクリエでの密度の濃い空間も良いのですが、この横の広がりと天井高に昂揚。

席は前方、センター寄りサイド席でした。
 
強くインプットされてるのはやっぱり昨年見た日本版なので、特にOut TonightOver The Moon、違ったポジションでのパフォーマンスは新鮮です。
 
マーク耕史さんは登場時から、ザ・マークの佇まいで感動!
ビジュアル若々しく、セーターの上からでもわかる鍛えられた胸筋、海外キャストの間に入ってもまったく引けをとらない立ち姿。
動きも軽やかで、舞台を縦横無尽に駆け巡る様は、実年齢を感じさせない20代のマークでした。
La Vie Bohemeのテーブル上がりジャンプ技、どうなってるの?
表情豊か、でも無駄な動きは一切なく、この世界に馴染んでいる、というよりガッツリ舞台を回している。
今回特にマークを注視する結果になり、マークの立ち位置が一層明確に理解出来ました。
英語ネイティブの方はどう受け取られたのか、感想聞いてみたい
残念だったのが、マイクの音量。
特に耕史さんとミミ役のチャベリーさん、ロジャー役アレックスさんの台詞と歌唱が終始くぐもって聴こえてたの、どうしてだろう。
ミミの台詞の出だし、聴こえない箇所もあった。
思いっきり集中して耳凝らしたけど、耕史さんの英語の台詞もボーカルも聴き取り辛かった。
正直これ聴きに来たのに。
全体的にバンドの演奏のボリューム強め、他のキャストもボーカルがかき消されてしまうナンバーあり。
幕間に友人に確認したけど、やっぱり同じ聴こえ方とのこと。
Xでも同じ内容のPOSTされてる方数名いらした。
オーブあるあるですが、この公演でそれ起こる?って、かなり悲しみ。
サイド席のみなのかな?
座席による違いだとしてもそれはそれで残念過ぎる、日々改善されていってほしいです!
 
モヤモヤしつつも、大好きなTango MaureenOver The MoonTake Me Or Leave Meパフォーマンス堪能。
Tango Maureen耕史さん、素晴らしかった。
表情とダンスで語る三人の関係性、見事に伝わってきて、マークとしての本質捉えてるなあ、と。
またジョアン役のリアンさんの歌が強くて、あのダンスでもまったく揺るがないし。
Over The Moonでは我らがクリスタル・ケイさん、アク少な目ですがキュートこの上なく、あのアクション難なくこなして、こんなスレてないモーリーンいたかな?ってくらい上品で美しいモーリーン。
もちろんビジュアルはご存知のゴージャス、エナメルボディスーツのしっくり具合やTake Me Or Leave Meリアンさんとの掛け合いでもまったく負けていない存在感、小さい頃からモテモテの信憑性高いチャーミングなモーリーン。
やっぱりケイさん、もっとミュージカルを!
 
他のキャストではコリンズ役のアーロンさんの豊かな声に耳奪われました。
歌唱力ないとキャスティングされない役だけど、厚みあって響きの強い声、客席包み込まれた。
エンジェル役のジョーダンさんはブロードウェイでも大活躍、A・L・ウェーバーの「シンデレラ」初代王子様役を射止めた方。
エンジェルで来てくださるんだ!と楽しみにしていました。
アクションにはもっと期待してたんですけど、とにかく華がある、スタイリッシュ!
ベニーのアーロンさんはクールな個性をお持ちで素敵な風貌、ベニーはSPIさん!っていう私も、こちらのベニーに注目してしまいました。

 

カテコの歓声凄かったです、早めのスタンディングオベーションも抜かりなく。

耕史さんマーク、ケイさんモーリーンが目当てだった「RENT」でしたが、海外キャストの皆さまの個性もしっかり味わい、一部の音問題さえなかったらなあと思いつつ、耕史さんの原点念願をしっかり見届けることが出来た感謝感謝の夜でした。