【この日のキャスト】
アルセーヌ・ルパン:
クラリス・デティーグ:
ボーマニャン:
イジドール・ボートルレ:
ガニマール警部:
シャーロック・ホームズ:
カリオストロ伯爵夫人:
ドフロワ・デティーグ:
レオナール:
朝隈濯朗、
島田隆誠、鈴木大菜、仙名立宗
中桐聖弥、畑中竜也、廣瀬孝輔、牧田リュウ平
飯塚萌木、石田彩夏、伊宮理恵、鈴木サアヤ
平井琴望、真記子、政本季美、
美麗、安岡千夏、山下麗奈
ルパンの敵であるボーマニャンは黒羽麻璃央さんと立石俊樹さん、謎の美女カリオストロ伯爵夫人は柚希礼音さんと真風涼帆さんのWキャストですが、初日のキャストはこちらのお二人。
以下本格的にネタバレしています!
あくまで個人の感想です、間違い勘違いも多々あると思います。
よろしくお願いいたします。
ゲネプロ映像を何度も繰り返しているせいか、
許しはし~ない、マペール ルパン、マペール ルパン♪とルパンナンバーを口ずさみながら今日も暮らしています。
古川さんの美姿、様々な方向の演技、ダンススキル、安定の歌唱、殺陣までも存分に堪能、たくさん笑わせていただいたし、主演としての風格も存在感もバッチリで、小池先生の思い描いた通りの古川雄大さんの「LUPIN」。
とはいえ、別角度の古川さんに胸振るわせたかったという思い、今もまだ残ってはいます。
本日はpart1の感想に書けなかった、古川さん以外の素敵なキャストの皆さまのことを。
アンサンブルさんも含めて全員が演技巧者、歌唱も台詞もまったくストレスを感じずに見ておりました。
キャラクターに風貌がマッチ、それこそコメディなくても成立するような俳優さんばかりなのに、真剣にその部分も演じてらして、舞台上での並びのバランスも非常に素晴らしかったです。
さすがダンスの名手として鳴らした柚希さん、ダイナミックなのにムード溢れる繊細なダンスで、古川さんの飄々とした雰囲気とフィットします。
想像していたより肉感的な伯爵夫人で、女性としての魅力もしっかり見せてくださった。
ホームズを誘惑するくだり、そしてホームズがメロメロになってしまうの納得!
そして舞台を掌握する大ボス感、俳優としてのスケールの大きさも感じました。
最後の高笑い、最高でした!
そして常に彼女に寄り添う腹心レオナール役の章平さん!
この役、凄い存在感で忘れられません。
昨年の「エリザベート」でも素敵だなあと思っていましたが、やっぱり恵まれた体格と醸し出される雄々しさがこの役にぴったりで、登場するたびに目が離せませんでした。
特に上半身裸にサスペンダーでルパンを痛めつけるあの姿、狙い通りのもの凄いインパクトで脳裏に焼き付いています。
もともと人気の高い方ですが、この役で大跳ねする予感がいたします。
高い歌唱力を本作でも存分に発揮、純粋で志高い貴族の令嬢を演じきっておられた。
所作の美しさが元宝塚の娘役トップの証、ラウールに目覚めさせられる女の部分が何だかリアルで生々しいのは、真彩希帆さんの素の少女っぽさがあるからかな。
いろんな意味でドキドキしました。
連呼される「純潔」ってキラーワードも小池先生の狙いなのでしょう。
「純潔」めっちゃ観客の心に残っていると思います。
でも一番忘れらない真彩希帆さんの台詞...「かつら!」また聞きたい!
カテコではいつもの素の元気いっぱいノリノリの希帆さん、ほんと可愛い、大好き。
最高に美味しい役です。
色男が隠しきれてないのに嫌われちゃう、ところどころに挟み込む面白突っ込み台詞がたまらない。
ルシファーの看板背負ってボーマニャンダンサー従えて歌うソロ、見応え聴き応え!
立石さんのボーマニャンが見当つかない。
早く見たいし、また黒羽さんで見たい。
やはり物凄い俳優オーラ。
ガブローシュ以来の帝劇か?
芯の強いキャラをしっかりとモノにして、大きい芝居も細かい芝居も巧過ぎます。
物語のスパイスとしての役割をしっかり。
高校生3年生であることをやたらと強調する台詞や歌がツボでした。
小西遼生さんホームズとの逆転名・迷探偵コンビがもうたまりません。
キャスト発表された段階から、ホームズ大好きな私も納得だった小西さん、登場時のストイックなビジュアルは期待通りで掴みもOK!
また良いお声で歌い上げるのよね。
代名詞ともいうべきホームズwithコカインも大々的にフィーチャー、溶かすのは7%♪なるナンバーまで用意され、これは本家ホームズのデカダンスで来るのか?と思いきや、ある意味、一番想定外のキャラ設定がこの方。
熟成されたルックスから放たれるポンコツ、それだけで心を惹かれてしまいますが、夫人に骨抜きにされる姿が何だか色っぽい。
あくまでエレガントなルパンの対極の存在として強力な後味を残してくださった。
想像もしてなかった女装と「クオリティだ!」の一言、この回一番の大爆笑。
ラストの飽和状態決闘ではもう少しいいとこあったらよかった。
映画やドラマで拝見しているのと同じ、素晴らしいお声と安定の演技。
思っていたより出番少なかったのが残念ですが、登場されると舞台が引き締まる!
クラリス父の宮川浩さんとともに、このミュージカルの良心。
アンサンブルの皆さまも「エリザベート」常連さんが多く、しっくりと舞台の雰囲気に馴染んでらした。
やはり、真記子さん、彩花まりさん、美麗さん、朝隈濯朗さん、仙名立宗さん、牧田リュウ平さん、すぐに見つけてしまいます。
様々なシーンで大切な役をこなしてらっしゃって、もうアンサンブルという感覚がないほど存在感が強強。
とても良い味出してたルパンの屋敷の耳の遠い家政婦さん、どなただったんだろう。→後に判明、鈴木サアヤさんでした。
プログラムにも記載がなかったので、次回しっかりお顔を確認したい。
というわけで、キャストの皆さまのパフォーマンスには愛と喜びしかなかった初見「LUPIN」、観劇されたお客様の様々な感想や思いも確認し、曲も頭の中で思い出せる限り再生し、コンセプトを理解した上で臨む次回の観劇が今から楽しみで楽しみで仕方ありません。
楽しい事になる予感しかないし。
プログラム記載のアンサンブル香盤表を頭に叩き込んで、抜かりなく鑑賞に臨みます。
別キャストさんを拝見するのも超待ち遠しい!
次回観劇時のボーマニャンは立石さんだよ~ん!
男装時の柚希さん👇