この一文が私と同じだ。”私は「幸せはお金で買える」と思っている。”
「愛」は買えないと思っているアナタには、O.ヘンリの「黄金の神と恋の射手」をお読みいただきたい。
息子と息子が恋する女性とが乗る馬車を息子の父親が金の力で大渋滞を発生させて動けなくし、その間に息子が無事プロポーズをするという話だが、金の力しか信じない父親が息子のために大金を使うところに愛情を見いだせるのが肝である。
そう、要は何にお金を使うかによって幸せは買えたり、買えなかったりする。
同じO.ヘンリで「賢者の贈り物」は、相手を思いやっていてもお金の使い道を間違った例かもしれない。
これを「愚者の贈り物」としなかったところに、O.ヘンリの愛情が表れているように思う。