贈り物のお花を買いに花屋さんに行った。
花屋さん「贈り物ですか」
私「はい」
花屋さん「どのような贈り物ですか。お誕生日とか、プロポーズとか・・・それによって、ラッピングの仕方を変えますので・」
とりあえず用途を答えるが、縁がないとはいえ、世の中にはプロポーズ用のラッピングなるものがあるのか。花屋さんがラッピングをしている間、気になって仕方がない。
代金を支払い、花束を受け取り、たまらず尋ねた。
私「プロポーズ用のラッピングというのがあるのですか。」
花屋さん「108本も人気があるのですが」
(なんで煩悩の数と同じなんだ。結婚するにあたって、相手に全ての煩悩を押し付けるつもりなのか)
花屋さん「大きくて重くなりますので、8本か12本をお勧めしています」
(そりゃ、108本も渡される相手のことを考えない人とは結婚しないほうがよいだろう)
花屋さん「花言葉を考えて花を選び、インスタ映えするようにラッピングします。」
(え、プロポーズでもらった花束をインスタにアップするのが当たり前なんだ。時代はやっぱりインスタ映えなんだ。)
昔、25歳の誕生日を迎える彼女に、前日に24本のバラを贈って、次の日、さっそうと1本のバラを持って
「お誕生日おめでとう」と言ったら、ポカンとされたよ。数えてなかったんだよな。
25歳なのに、なんで24本と思ってもらわないと意味がない。