家の中でできる!子どもにおすすめの夏休みの過ごし方
「体験格差」という言葉があります。お金に余裕がある家庭は、子どもに海外旅行やキャンプなど非日常の体験をさせるかもしれません。しかし、テーマパークや映画のようにお金を払って「楽しませてもらう体験」だけが子どもにとって価値ある体験ではありません。今回は、猛暑でも大丈夫!家の中でできる子どもの価値ある体験を3つ紹介します。・ふすまにお絵かき小さな子どもならばふすまに思いっきり絵を描かせてあげましょう。画材はクレヨンがおすすめです。そして満足できるまで描き切ったらきれいに剥がして新しいふすまの張り替えをしましょう。筆者が小学生だったとき、夏休み中にふすまに大きな絵を描きました。そして翌日、きれいに剥がして新しいふすまの張り替えを手伝いました。テーマパークやショッピングの思い出よりも「夏の思い出」として心に残っています。大きな絵は子どもの想像力や創作意欲を刺激します。・水風呂体験お風呂は温かいお湯が常識です。しかし暑い夏休みは水風呂体験がおすすめです。なぜが水風呂は湯船から上がったときにずっしりと疲れがでます。お湯のお風呂と水のお風呂の違いを体験することも意外と驚きの体験です。また、水風呂は長くは入れるメリットがあります。ペットボトルやスーパーボールなど家にあるものを湯船にいれて遊ぶことができます。筆者は最近驚いたことがあります。「スーパーボールは水に浮く?」と聞かれたのです。遊びの中から得られる知識はたくさんあります。・部屋の模様替え子どもにとって模様替えは大イベントです。大きな家具を移動したときのほこりの山、畳の色の違い、失くしたものの発見など模様替えには驚きがたくさんあります。また「家具を移動させること」は意外と物理の知識が必要です。重たい家具はバスタオルを敷くと摩擦が減って簡単に移動することができます。耐寝グッズを敷くときにはテコの原理を使います。体験から学んだ知識は塾で習うよりも身につくものです。「お金をかけた夏休み=価値ある夏休み」ではありません。一歩間違えると、お金をかけた夏休みは「これだけやってあげた」という親の自己満足になりかねません。ひとり親家庭の親は「暇な夏休みはかわいそう」と思っているかもしれません。大丈夫です。暇がかわいそうなのではありません。親にかわいそうと思われることがかわいそうです。親も暇な夏休みを一緒に楽しんでください。ゼロから1を生み出す力は生きる力になります。一緒に楽しんでいる親の姿がある夏休みは、子どもにとって最高の夏休みになるでしょう。