もうすぐ夏休みです。
共稼ぎの家庭では「ひとり時間を最小にしたい」「有意義な時間を過ごさせたい」と親の方がはりきっている時期かもしれません。
ただ、親が思う理想の夏休みと子どもが思う理想の夏休み、そして子どもにプラスになる夏休みには違いがあるようです。
とくに小学生の夏休みは将来に大きな影響を与える貴重な夏休みです。
まず、共稼ぎ家庭の親にとっての理想の夏休みは、子どもがひとりぼっちにならず、大人の目が届く場所で勉強や習い事をすることかもしれません。
地方への合宿、塾の夏期講習などいつもの学校生活とは一味ちがった時間を過ごす企画がたくさんあります。
しかし、もしも子ども主体ではなく親が「よいに違いない」と計画を進めているならば要注意です。
親は「だれかに何かを教えてもらうこと」が子どもにプラスになることと考えがちです。
しかし小学生にとって大切なことは「自分はなにを学びたいか」をみつけることなのです。
そして「自分はなにを学びたいか」をみつける絶好のチャンスが「予定のない夏休み」です。
予定のない夏休みは、子ども自身の興味に気がつく機会にあふれています。
「暇だからシルバニアファミリーの家をダンボールで再現した」「暇だから絵本を描いてみた」これらは筆者自身が小学生のときに実際にやったことです。
暇な時間があったからできたことです。
もしも朝から夜まで塾や習い事の予定がつまっていたらできなかったでしょう。
そして、当時の一見無駄にみえることが筆者の「なにを学びたいか」、そして将来の夢をみつけるヒントになったのです。
つい大人は「予定をうめてあげること」に必死になります。
しかし長い目でみると「安全に過ごせる暇な時間」を確保することが子どもにとってプラスになることも多いのです。