マイホームとかアパートは今建てるべきか否か | 鹿谷のブログ

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私の日記です。宜しければ、たまに読んで下さい。

皆さん、お元気ですか?

暖かい日が続いているからか桜の花も満開で毎日がウキウキといったところではないでしょうか?


ところで久し振りのブログですが、今日はマイホームとかアパートを今建てるべきか否かについて私の考えをご紹介したいと思います。


ご承知のように東北の震災復旧関係とかオリンピック、あるいはアベノミクスによる景気回復により、至るところで建築ラッシュが続いています。


その結果、人件費とか資材の高騰により建築費がウナギ昇りの状態です。新聞報道によると、ここ1年数ヵ月で30%は上がっているのではないかとのことです。


このような状況下で果たしてマイホームとかアパートを建てても良いのかというのが今日の課題です。


こういった質問を最近お客様からよく聞かれるのですが、私はだいたい次のような趣旨のことをお話しております。


・少なくともオリンピックが終わる6年後までは建築費の高騰が続くものと考えられる。


・それ以降についてはどの政党が政権を取るかによってある程度は変わってくるが、いずれの場合も一旦は落ち着くものと思われる。


・特にアパートのような収益物件についてはできるだけ建築費が安い時に建てないと、建築費の回収に相当の時間がかかってしまうし、旨みも少ない。


・したがって特に切羽づまった状況にないのであれば、様子見をされてはいかがだろうか。しばらくは供給過多となり、入居者探しにも苦労することが予想されるからだ。


・一方、相続対策でアパートを建てるとか、何らかの事情でマイホームを建てる必要があるのであれば6年間も先延ばしすることも現実には難しいものと思われる。


なお、現在は景気がそれなりに良いにもかかわらず、金利はあまり高くありません。日銀がお金をガンガン刷っており資金が潤沢だからでしょう。


まあ、だいたいこんなところですが、ここで以前事務所を借りていたオーナーの方から聞いた話を書いておきます。


そのオーナー曰く、この事務所ビルはバブル真っ最中の時に建てたのだが、その時の大工さんの日当が1人当たり7万円ほどだった。


それだけでなく、不足気味の大工さんを確保しておくためにホテルに缶詰にしておく必要があるが、そのための予算もかかった。


つまりは大工さんの人件費によって建築費が高騰したわけですが、そういった大工さんが儲けたお金はどこに行ったのでしょうか?


多分、クラブとかスナックの綺麗な(?)お姉さんの財布の中に入った可能性が高い気がしますが、彼女らの稼いだお金はどこに消えていくのでしょうか? 


こんなことをいつまでも考えていたらバカらしくなってきたので、ここら当たりで止めにしますが、建築費というのは金額が張りますので、世の中のムードに流されないようジックリと検討するようにして下さい。