対面の診断の仕事をやっているときの話なのですが、「ある種のお客さま」に関して、東京の西新宿にパークハイアット東京というホテルがあるのですが、そこを指定の場所にする方が多かったのです。

 

それで、パークハイアット東京を対談場所として指定してきた方たちって、全員に

 

「武士とか刀の気配」

 

がとても強いのです。「刀」って怖いものではなくて、ビジネスの世界とかある種のお金の世界って、常に「決断」の力が必要とされていきます。あと、そういう人の上に立つ方たちって、単なる経験値とか技術とか、人脈とか以外のもの関して、いわゆる「度胸」のようなものをものすごく強く持っている方が多いのです。

 

お金とかある種のビジネス上の機会に恵まれる人って、なんか普段は別に普通の人と変わらない部分もすごくあるんだけど、ある種の「勝負どころ」に際して刀を抜くのです。刀を抜くとですね、人格が変わるのです。

 

武士的な人とか心に刀を持っている人っていうのは

 

「普段は本当に普通で、どちらかというと目立たないところもある。でもある種の勝負所に対して異様な光を放つ。練習よりかは試合や実戦で磨かれていく」

 

というような人たちですね。

 

これは先日書いた「龍系の人達」というのとちょっと似ているんですが、龍の人はよく観察すると「ちょっと気配が生々しい」というか、ちょっと挙動が普段からオーバーとか「怖い」と思われるようなところがあるんだけど、サムライ系とか刀系の人って普段は本当に静かなんです。スリムなスーツを着て「スッ」って動く感じ。でもしつこいけど「刀を抜く」と人格が変わります。

 

話を戻します。格闘技とか武道、もしくはなんらかの真剣勝負の舞台を体験したことがある人って、なにかこの「ゾクッ」とするような勝負の変わり場ってあるのがわかるじゃないですか。

 

「ここから先の世界は未知の世界。今までやってきたことが通用しないかもしれない。でも、行ってみたい。身体が死闘を求めている」

 

という感覚。そういう感覚が「ゾク」っとする感覚だし、そういう「ゾクッ」が起きた時って、激しい血潮と、頭はものすごく冷静になっていくという相矛盾し合うものが同時にやってくるんですね。

 

「ここから先の瞬間にある景色は、今までの私が体験したことがない景色だ。超えたい。命賭けで」

 

という感覚。

 

そういうのが好きな変態がパークハイアットによく集まられていたのです(笑)

 

「ただ生きるだけではつまらない。生きるからには命を賭けたい。命を賭けた結果、見える景色を見てみたい」

 

そういう気持ちになった時に、パークハイアット東京の41階のラウンジから見える目下の新宿という風景、そして遠くに見える富士山ってすごく綺麗に心にうつるんですね。

 

「今を死ぬのも私の人生。この先何十年も生きるのも私の人生って」。

 

ラグジュアリーホテルって何がすごいかって、空間なんですよ。

 

たとえばどのラグジュアリーホテルといういうのも、入り口からラウンジやメインのエントランスに入るまでに、

 

「いつもの日常から、違う空間へ」

 

という空間の細工があらゆるお金や技術、そして、そこに携わってきた人たちの手を通して作られています。

 

その特殊な空間性がパークハイアット東京の場合は「金」なんですね。これはもう本当に独断と偏見で。水とか木とか火とか金とか水とか土とか。そういう五行でいうと金だと思います。

 

金はお金は「切る」、そして「(一度すべてをリセットしてからの)再生」という力があります。

 

パークハイアット東京の金という属性についてまったく触れられなかったのでこれはまた違う機会に。

 

※ この記事は当該ホテルの許可とかをもらっていなくて好き勝手書いているだけですので、気を悪くされたり問題があったら速やかに削除指示を出してください。