「国家百年の大計」を語れ

芳村思風一語一会 vol.5889
 ☆☆☆☆☆☆☆ 
日本の新しいリーダーに求められる能力とは
 ☆☆☆☆☆☆☆ 
少数与党、与党の選挙の大敗、
石破首相の在任期間が1年未満になりそうなこと
政治の世界の大混乱が続いています。
政治の世界の在り方を根源から変えなければいけないときです。
いま政治に求められているのは、
自民党の改革や政治資金・派閥の解消などではなく、
根源的・原理的・本質的な改革
「政党をなくすこと」です。

いちばんの問題は、政党の改革や新しい政党をつくることではありません。
「政党が政治においてどのような意味を持つのか」
を考え直すときです。

自民党総裁選挙も始まりましたが、
日本だけでなく世界のリーダーとなる候補者が
コメの問題・給付金などの目先の問題に焦点をあてるだけで
政治家としての「政治哲学」のなさが目立ちます。

今の問題を乗り越える政策も大切です。
問題処理だけでは、未来はつくれない。
「国家百年の大計」を明確にし、熱く語り続ける。

「政治とは何か」
を原理的根本的にすべての政治家が考えるときです。
この問いに明確に答えることができる政治家が、
国民のための政治ができる実力を身につけることができるのです。

今の政治の混乱は、
政党政治から統合政治へ、
資本主義経済から人格主義経済へ、
民主主義社会から互敬主義社会へ、
(※互恵主義ではない)
このような激変へと導いてくれる現象であるのです。

日本発の哲学をベースに、
日本から世界の大勢を変えるシステムや考え方や動きを広げること

そのためには、「国家百年の大計」を語れる政治家を育てること
そして、議決方法を「数の論理」から越えることからかもしれません

思風会通信
「風の思い」No.125
2024.6.1

 
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・  
  

※芳村思風の講演会・勉強会の案内
・9月24日(水)名古屋思風塾
18:00~20:00 伝承館
参加費:2,000円

・10月11日(土)大阪思風塾
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問合せ
思風庵哲学研究所
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芳村思風一語一会 vol.5888
 ☆☆☆☆☆☆☆ 
いのちの深さ
 ☆☆☆☆☆☆☆ 
大病から復活して1年と3か月
おかげさまで、体力も徐々に戻り、
先日の講演では、力が入り
2時間30分休憩なしに語り続けてしまいました。

2024年3月、82歳にして初めて入院
今回は何度もこのまま死んでしまうのではないかという気持ちになりました。
「いのちとは何か」について考えました。
いのちには、解明できない神秘的で高度な能力があることも感じました。
大病を患うことで、
いのちの大きさや深さを考え、
生きるということは、日々
「いのちとは何か」
について母なる宇宙が教えてくれていることだと感じました。

いのちの極限の真実に触れることができ、
いのちの奥深さを体験させていただいた。
今回の経験を通して、
これまでとは違う新しい自分に成長できたのではないか
ということを感じています。
まさに体験こそ真実を語る力だと実感しました。

その中で、いのちの真実を明らかにして表現できるようにしたいと考えています。
「一度は地獄を感じないと、人生の真実を語れない」
と言われます。
痛みや苦しみの中で、今回「地獄の底」を体験し、味わったことで、
いのちの奥深さやいのちの真実をお伝えできるのではないかと感じています。
またこの大病を体験したことで、
これからの人生でやらなければいけないことが見えてきました。

感性論哲学は、
対立してきた「観念論哲学」と「唯物論哲学」を
対立させることなく包み込んでいる。
だから「感性哲学」ではなく、
「感性論哲学」なのです。

新しい時代を作る哲学
感性の時代の哲学
これからまず東南アジアから、
私と同じように「感性」について語る人が同時多発的に出てくる。
「感性論哲学」はそのとき時代の中心の哲学となり、
さらに発展させる哲学者が出てくる。

そのときまで、できる限り多くの人に
直接「感性論哲学」を伝えていくために
再び気づきを与えられた、
命を与えられた
と感じています

「風の思い」
 
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芳村思風一語一会 vol.5887
 ☆☆☆☆☆☆☆ 
矛盾を生きる
 ☆☆☆☆☆☆☆ 
物事には、プラス面とマイナス面がある。
どんなにいいことでも100%賛成も100%反対もない。
常に賛成も反対もだいたい半分半分になる。

どんな立派な人間でも、いま自分の肉体のあるところからしか物を見ることはできない。
自分のいるところからしか考えられないし、判断ができない。
だから人間の考えは、どんな立派な人の考えもすべて偏見である。

偏見は間違った考え方ではなく
「正しいけれど片寄っている」
ということ。

それぞれが片寄った考え方なので、
現実社会では必ず対立が生じる。
これを矛盾という。

一般的には、理性で考えるので
矛盾はあってはいけないもので、
矛盾を無くそうとする。

これは「真理はひとつ」
と考える理性の判断。
そこで、どちらの考えが正しいか決着をつけようとして対立する。

対立する両者よりも、より高次元の1つの考え方に統合しようというのが、
ヘーゲルの弁証法。
しかし弁証法的統一としてできる答は、
またその答に対立する新しい考え方を生み出し、
永遠に無限の対立から抜け出せない。

この対立の連鎖と現実的対立から抜け出す道は何か。
それは
「考え方の違いは無くならないのに、無くさなければならない」
という矛盾を理解し、解釈するのではなく、
「考え方の違いは、なくならないものであり、なければならないもの」
だと理解し、解釈すること。

自分と異なる考えは、
自分の考え方の問題点や欠点や足らざるところを
教え、補うために出てくるものと考える。

矛盾を無くして1つの考えに統合するのではなく、
矛盾を活かして、
お互いに相手から自分の足らざるところを学び、
謙虚に自分の考えで実践し、行動すること。
自分の欠点や問題点を自覚し、
行き届かないところに配慮して、
自分の片寄りや不完全性を修正しようと意識することで、
対立を克服する力をもつことができる。

弁証法では、無限の対立の連鎖から脱却できない。
感性論哲学では
「現実のすべての存在は
相互補完的な関係にある」
と解釈することによって、
学びあい助けあい協力しあう
共存的平和な生き方を確立した。

人類が平和的な生き方をしていくためには、
弁証法から抜け出して、
感性論哲学の「根源的統合の論理学」
を原理とした意識革命が必要なのです。

※「根源的統合の論理学」の説明はまた後日

思風会通信
「風の思い」No.46
2018.12.1 
 
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