芳村思風一語一会 vol.5886
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人生は解釈力で決まる
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母なる宇宙の願いは、人類が互いに助け合って生きること
母なる宇宙は、人間性を進化させるために
意識を変えざるをえない状況をつくりだした。
元に戻ってはいけないし、元には戻らない。
違いを理由に対立して勝ち負けを争うことで
成長する時代は終わった。
違いを許し、受け入れて、助け合い、教え合い、協力しあう愛の時代に
変えていかなければいけない。

どんな出来事にも意味と価値がある。
意味とは、そのものの中から出てくるもの。
価値とは、外から与えるもの。

価値を与えるのは人間。
同じ現象でも、見る人によって意味も価値も変わる。
すべての人に同じ意味や価値があるのではない
現代人は、すべて理性的に考え、
合理的でないことや目に見えないもの、科学で証明できないものを
信じないようになってしまった。

今起きている問題が自分にとって、
どんな意味や価値を持っているのかをもう一度考えてみること。
起こってしまった事実は変えることができない。

哲学とは、解釈学。
大切なことは、事実をどう解釈して、
これからどう行動するか

「プラス思考でなければいけない」ということではない。
プラスかマイナスかは、自分で決めていること。
表が良くて裏がダメではない
マイナスも裏も必要なのであり、
表か裏かを決めるのも自分。

出来事には、プラスもマイナスの出来事もない。
起こった出来事の事実は変えられないが、
その意味は解釈の仕方で変えることができる。

またどんな問題にも必ず答えはある。
答えのない問題はない。
問題は、あなたを苦しめるためではなく、成長させるためにでてきている。
乗り越えられないのは、
今の自分の持っている能力では
乗り越えられないということ。
問題が、乗り越えるための潜在能力を引っ張り出してくれる。
降りかかる苦難の中に使命がある。

思風会通信
「風の思い」No.78  
2020.8.1 
 
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・  
  

※芳村思風の講演会・勉強会の案内
・9月24日(水)名古屋思風塾
18:00~20:00 伝承館
参加費:2,000円

・10月11日(土)大阪思風塾
13:00~16:00 新大阪
参加費:5,000円

問合せ
思風庵哲学研究所
※「感性論哲学 芳村思風」で検索 

芳村思風一語一会 vol.5885
 ☆☆☆☆☆☆☆ 
新しい時代をつくる自由律の力
 ☆☆☆☆☆☆☆ 
自民党の総裁選挙が連日ニュースになっているが
自民党だけでなく、どの党のリーダーも
具体的に将来どんな時代をつくるのかについて、
はっきりと明言している人はいない。
問題は、時代を進めるために出てくる。

新しい時代は、現状の社会をベースにした「未来の予測」ではつくれない。
因果のしがらみを断ち切ることが必要。
資本主義を進化させたり、民主主義を進化させても何も変わらない。
政治も政党がある限り新しい政治体制はできない。

すべての革命や変革は、
因果のしがらみにとらわれないひとりの夢を描く力から始まる。
会社が生まれ変わるのは、トップの自由律の力。
哲学的歴史観をベースに持って
「こんな社会をつくりたい」
「こんな世界をつくる」
という命の底から湧いてくる夢や理想を熱く語ることから始まる。
現状をベースに未来を考える「因果律」ではなく、
因果のしがらみを断ち切る「自由律」で
新しい時代の姿をつくりあげなければいけない。
哲学は、時代をつくる自由律の力。

感性論哲学では、未来の姿を新しい言葉と新しい原理で表現している。
お金をベースにした「資本主義経済」は終わり、
東洋の「商道」の考え方を取り入れた経済活動をすることで
人間性を成長させる
「人格主義経済」へ。

対立し戦うことで成長してきた民主主義社会から、
全人類が愛の原理に基づいて力を合わせる
「互敬主義社会」へ。

リーダーの一番の仕事は、未来の夢や理想や理念を熱く語ること。
経営者の役割は、社員に夢や希望を与えること。
親の役割は、子どもに夢や希望を与えること。

自分には関係ないと思わないこと。
政治を変えようとしなくてもいい。
自分たちの仕事を通して世の中を変えていく。
それが結果的に政治の変化へとつながっていく。
遷都もその先にある。
国民が声を上げ、行動を起こすことで、世の中は変わる。

今自分がやっている仕事を通して、
その業界を変えていくことで、世の中を変えていく人が志士とよばれる。
志士とは、志を持った人物。
志とは、個人の夢を超えたもの。
夢や理想を熱く語り続け、行動することが大切。
仲間を一人ずつ増やしていくこと。
すべては、周りから
「そんなことできるはずがない」
と言われても、行動し続けた
たったひとりから始まる。

夢や理想は、他人から笑われるくらいでなければいけない。
現状からしか考えられない人には、理解ができない。
「そんなことムリに決まってる」
「何をバカなこといってるんだ」
と笑われるような夢や理想が新しい世界をつくる。 
未来は現在の延長線上にはない。

思風会通信
「風の思い」No.86  
2021.4.1 
 
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・  
 

「萩に来て 

ふと おもへらく

いまの世を 

救はむと起つ 

松陰は誰」

萩市にある吉井勇の歌碑


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芳村思風一語一会 vol.5884
 ☆☆☆☆☆☆☆ 
問いを持って生きるか、
答えに縛られて生きるか

☆☆☆☆☆☆☆ 
理性の時代には、ひとつの正解があった。
いかに早くその正解にたどり着けるかでその人の能力が評価された。
わからないことを調べるのはいい。
ネットで検索して答えだけを知ったときは
わかった気になるだけ。
調べたものは、他人の答え。
調べる前に考えてみる。
想像してみる。
仮説を立ててみる。
できることはやってみて、確かめてみる。

感性の時代には、いくつも正解がある。

最近では、偏差値の高い大学を出て、
会社に入った若い人は、
与えられた仕事はきちんとこなすが、
それ以上は「指示されていない」
「教えてもらっていない」
「自分の仕事ではない」
という理由で自分で考えて動かない。

豊かになり物があふれ
「正解」がひとつではない時代となり、
求められる能力も
「問題を処理し解決する能力」
「物を作る能力」
から
「問題を発見する能力」
「意味や価値を作り出す能力」
へと変化してきている。

今でも学校教育は、先生が問題を与え、
正解を早く出せる子どもを育てている。
総合型選抜(以前はAO入試)という入試の方法もあるが、まだまだ対象は狭い。
企業の採用でも人物重視・面接重視という建前はあっても、
大学の偏差値で判断することがまだまだ多い。

最近ではアメリカで経営者には
「アート思考」が必要だということも言われ始めている。
「アート思考」とは、自分の内なる声を聞き、
それを表現することによって世の中に「違い」を生み出し、
その結果人々に感動や問題提起を与えることを目的とした思考法。

いままでは会社として効率よく仕事を進めていくために、
共通認識を持ち同じ方向を向いていくことが求められ、
そのような背景をもとに生まれたのがこのロジカル思考だった。

AIは、全世界から膨大な事例を集め、的確に正解を導き出す。
そしてその事例をもとに「未来の予測」はできるかもしれない。
しかし従来の延長線上にはない新しい未来を作り出すことができない。
「100年先の日本をこんな国にしたい」という夢や理想は、
AIには創り出せない。

これからの時代に必要なのは哲学的歴史観をベースにもって、
命の底から湧いてくる夢や理想を熱く語れる人間なのである。

現代をベースに未来を考える「因果律」ではなく、
因果のしがらみを断ち切る

「自由律」で新しい時代をつくる。
哲学は、新しい時代をつくる自由律の力。

答えを持ちながらも、
「これでいいのか」と問い続ける。

「問いを持って生きるか、
答えに縛られて生きるか」

「答えを持ったらそこで終わり。
問いを持ったらそこが始まり」


思風会通信「風の思い」 
2022.8.1 No.102号 
 
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・  
  

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18:00~20:00 伝承館
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・10月11日(土)大阪思風塾
13:00~16:00 新大阪
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