芳村思風一語一会 vol.5891
☆☆☆☆☆☆☆ 
人間関係10の原則
☆☆☆☆☆☆☆ 
●よい人間関係をつくるための5つの原則
1.人間への深い理解を心がける     

愛すること、認めること、わかってあげること

2.謙虚な理性をもつ            
自分と違った考え方への対応の仕方、心づかい、どんな考え方も偏見であることを知る

3.人間に完全性を求めてはならない
短所はなくならない。短所があってこそ人間。長所を伸ばす。偏見は、なくならない
「我をなくす」のではなく、我を活かす・物欲も活かす

4.勝つことよりも、力を合わせること
勝つことよりも、力を合わせることに喜びを感じる=愛。
力を合わせて共に成長していく。
分裂から融合・統合へ。弱肉強食から適者生存へ。統合とパートナーシップ

5.ユーモアのセンスを持つ 

●悪化した人間関係を修復するための5つの実力 
1.どんな人間でも好きになる実力を作る努力をする。
・相手の長所を見つけ出す  
・自分から声をかける 
・自分から挨拶をする。たとえ返ってこなくても続ける   
・言葉以上に大切な目つき、表情、態度

2.誰からも好かれる実力をつける 
<理性的魅力>a.知識の量  b.知恵  c.天分
<感性的魅力>a.愛の力  b.意志の力  c.人間性
<肉体的魅力>a.外見的魅力  b.目つき・表情・態度 c.立ち居振る舞い

3.対立を乗り越える実力をつける
・考え方、価値観、意見等の違いがあって当然   
・説得しようとしない
・相手の考え方、価値観、意見の中から学ぶ   
・取り入れるところは取り入れて、共に成長する
・わかってもらえないのは、話し方が悪いと考え、わかってもらえるように話す努力をする
・「説得の論理」より「納得の論理」 

4.問題解決能力をつくる努力をする 
・問題とは、苦しめるためではなく、成長させるためにある 
・問題はなくならない
・問題のない道はない   
・問題を乗り越え続ける努力をする

5.真実への勇気を持つ努力をする
・真実への勇気とは、ホンネも建前も何もかもぶっちゃけて、
すべてをさらけ出してしまう勇気があるか
・真実は、「感動」の中にしかない。
感動するとは、自分の命の真実、命の本質が共鳴すること
・「感動させる力」は、理屈で考えてもでてこない


思風会通信
「風の思い」


 
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・  
  

※芳村思風の講演会・勉強会の案内
・9月24日(水)名古屋思風塾
18:00~20:00 伝承館
参加費:2,000円

・10月11日(土)大阪思風塾
13:00~16:00 新大阪
参加費:5,000円

問合せ
思風庵哲学研究所
※「感性論哲学 芳村思風」で検索 

芳村思風一語一会 vol.5890
☆☆☆☆☆☆☆ 
愛の実力
☆☆☆☆☆☆☆ 
「愛」とはなにか。
「愛の実力」とは何か。

最近では大企業の経営者でも
「経営には、愛が必要だ」
と話される方が多くなった反面、
「そんな甘いことを言っていたら経営はできない」
と話される方もいる。

愛は、今まで文学の対象でしかなかった。
感性論哲学では、愛を情緒や感情ではなく、人間の能力と考える。
「愛」を学問の対象として考え、学問的に体系化した。

時代の課題である世界平和をつくり、不完全な人間が幸せに生きていくために、
いちばん大切な力が愛の実力。

愛は能力だから、愛を実力として成長させることが必要。
では、どうすれば愛の実力を伸ばすことができるのか。
人間の悩みのほとんどは人間関係の問題。
愛は、人間と人間を結びつける力。
愛は、人間関係の力。

時代は、画一性の時代から個性の時代へと移行している。
しかし今でも多くの人が、
同じ考え方や同じ価値観の人間としか一緒に仕事をすることができない、
一緒に生活することができないと考えている。

だから社員教育においては、
今でも価値観を統一するための研修を実施している。
夫婦においては、ちょっとした考え方や価値観の違いを
性格の不一致という理由にして離婚している。

本来人間を幸せにするための宗教の違いで、憎しみ合い対立して、
戦争をして殺し合っている。
問題のない人生を望むことが、反対に人間に不幸をもたらしている。

個性の時代は、お互いに違いを認め合い、考え方の異なる者が、
互いに協力しあって生きていく時代。
考え方の違いや価値観の違い、
宗教の違いによる対立や問題を乗り越えるために、
必要なものは何か。
それが理屈を超えた愛の力。

理性は、矛盾を排除し、画一性を追究する。
理性で考えると、自分と違う考え方は、間違いだとして、
説得して自分と同じ正しい考え方に変えさせようとする。

民主主義は、異なる考えを許しながらも、
その相手を敵と考えて対立し、競争し、勝つことで成長する社会。
与党と野党、保守と革新、検事と弁護士など対立関係をつくり、
互いに競うことで成長してきた。

現在では、正しさを主張しあい、対立と競争による勝ち負けに人間は苦しんでいる。
だから問題を解決する能力として理性能力ではなく
「愛の実力」を成長させていかなければいけない。
愛を理性能力に勝る問題解決能力をもった実力に育てる必要がある。

個性の時代は、異なる考え方をもった人間が、
相手を否定しあって争うのではなく、
お互いに違いを受け入れ、
協力しあって助けあって生きていく時代。

個性の時代を生きる原理が「愛」の原理。

愛は、理屈を超えた力だから異なる考え方をもった人間が、
否定しあうことなく共に生きていくための力となる。

人類の未来は、今後どれだけ愛の実力を磨いていけるかどうかにかかっている。
人間を愛するとは、不完全な存在を愛すること。
人間への愛は理屈を超えた努力が必要。
愛は人間的な努力によって作っていく文化。

思風会通信
「風の思い」No.125
2019.9.1

 
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・  
  

※芳村思風の講演会・勉強会の案内
・9月24日(水)名古屋思風塾
18:00~20:00 伝承館
参加費:2,000円

・10月11日(土)大阪思風塾
13:00~16:00 新大阪
参加費:5,000円

問合せ
思風庵哲学研究所
※「感性論哲学 芳村思風」で検索 

「国家百年の大計」を語れ

芳村思風一語一会 vol.5889
 ☆☆☆☆☆☆☆ 
日本の新しいリーダーに求められる能力とは
 ☆☆☆☆☆☆☆ 
少数与党、与党の選挙の大敗、
石破首相の在任期間が1年未満になりそうなこと
政治の世界の大混乱が続いています。
政治の世界の在り方を根源から変えなければいけないときです。
いま政治に求められているのは、
自民党の改革や政治資金・派閥の解消などではなく、
根源的・原理的・本質的な改革
「政党をなくすこと」です。

いちばんの問題は、政党の改革や新しい政党をつくることではありません。
「政党が政治においてどのような意味を持つのか」
を考え直すときです。

自民党総裁選挙も始まりましたが、
日本だけでなく世界のリーダーとなる候補者が
コメの問題・給付金などの目先の問題に焦点をあてるだけで
政治家としての「政治哲学」のなさが目立ちます。

今の問題を乗り越える政策も大切です。
問題処理だけでは、未来はつくれない。
「国家百年の大計」を明確にし、熱く語り続ける。

「政治とは何か」
を原理的根本的にすべての政治家が考えるときです。
この問いに明確に答えることができる政治家が、
国民のための政治ができる実力を身につけることができるのです。

今の政治の混乱は、
政党政治から統合政治へ、
資本主義経済から人格主義経済へ、
民主主義社会から互敬主義社会へ、
(※互恵主義ではない)
このような激変へと導いてくれる現象であるのです。

日本発の哲学をベースに、
日本から世界の大勢を変えるシステムや考え方や動きを広げること

そのためには、「国家百年の大計」を語れる政治家を育てること
そして、議決方法を「数の論理」から越えることからかもしれません

思風会通信
「風の思い」No.125
2024.6.1

 
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・  
  

※芳村思風の講演会・勉強会の案内
・9月24日(水)名古屋思風塾
18:00~20:00 伝承館
参加費:2,000円

・10月11日(土)大阪思風塾
13:00~16:00 新大阪
参加費:5,000円

問合せ
思風庵哲学研究所
※「感性論哲学 芳村思風」で検索