photo by takashi fukushima

 

芳村思風一語一会 vol.5837
☆☆☆☆☆☆
愛の奇跡の扉が開かれる時
☆☆☆☆☆☆
理性的な人は、根拠や明確な理由がないことはと信じない。
科学的に証明されたことしか信じないという人間には、
理性的に考えられることしか起きない。

理性的には信じられないものを、
信じて、信じて、信じ抜いたとき、
理性では考えられないようなことが起きる。

友人に対する愛の奇跡的な決断。
友人が自分を裏切ったとき、
ほとんどの場合「もうあいつは友人ではない」
「あいつのことはもう信じない」となる。
これが普通の理性的な人間の反応。
このとき
「あいつが私を裏切るなんて、どんなに辛かっただろう。
きっと悩んだのだろうな。」
と考えられるかどうか。


「自分も同じ立場に立ったらと考えると、
その辛さ、苦しみがわかる。
たとえ、みんながあいつを見放したとしても私だけは、
あいつを信じる。」
という理性的には考えられない決断をしたとき、
理性では考えられないことが起きる。


「みんなが離れていったけど、
あいつだけは俺のことを見捨てないでくれた。
あいつに何かあったなら、
今度は俺がなんとしてもお返しする」
という心情が生まれる。


これが、愛の奇跡という人間関係。

 


子どもに対する親の愛の奇跡的決断。
子どもが成長するとき、お父さんやお母さんにウソを言うことがある
「ウソを言ってはダメ」と言うのは、理性的な親の反応。


ウソを言った子どもに対して
「この子がウソを言わなければいけない状況になるまで、
どうして気づかなかったのだろう。

悩んで、苦しんでいたことに
どうしてわかってあげられなかったのか。」
と子どもの心、本心や内面を見つめてあげることが、
理性を越えた知的感性の反応。

ウソを言った子どもを抱きしめて
「ごめんね。苦しんでいたのに気づいてあげられなくて。
許してね」
と言えるかどうか
「ごめんね」のひと言と、
理屈抜きに抱きしめられた温もりが、
子どもの心と体全体の細胞の中にある感性に響く。


「自分のことを解ってくれている」
「愛されている」
という感覚が大人になってもずっと心と体の中に残っていく。

 

「ほんとうの自分が見えてくる55の問い」より
文芸社 2025年 1月発売
※感性論哲学の入門書的な書籍です

やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・

※芳村思風の講演会・勉強会の案内
・8月2日(土)東京思風塾
13:00~15:30 ZOOM
参加費:5000円

・四日市思風塾
8月5日(火)
18:00~20:00 ミッドランド経営
参加費:5,000円

問合せ
思風庵哲学研究所
※「感性論哲学 芳村思風」で検索

 

芳村思風一語一会 vol.5836
☆☆☆☆☆☆
対立の意味
☆☆☆☆☆☆
なぜ対立するのか。

考え方や価値観が違うから。 
理性で考えると、正解はひとつ。
自分の考え方が正しいとなり、
自分と考え方の違う人は、間違った考え方の人になる。 
お互い自分が正しいと考えている。 
自分の正しい考え方を教えるために説得しようとするので、
対立が起きる。 

今までは、対立を解決するためには、 
・説得する
・妥協する
・こびへつらう
・逃げる
・戦う 
の5つ。
どれも決定的な解決策ではなかった。
 
これからの対立を乗り越える力は、
勝ち負けを争うのではなく、力を合わせること。 
この対立を乗り越える力が愛の実力。 
 
考え方が違っても、わかり合えば、
助けあえる、協力しあえる関係が生まれる。  
考え方の同じ人とは、仲間になれる。
考え方の違う人とは、パートナーになれる。 
 
対立とは、今自分が学ばなければいけないものを
持っている人間が誰であるかを教えてくれる現象」


この人は、自分にない何を持っているのか、
自分にはないどんな経験をしたのか、
と相手から学びたいという気持ちを持つこと。 
「なぜそういう考え方になったのか、教えてくれませんか」 
と相手に心を開いて教えてもらう。
 
真剣に相手から学びたいと思ったとき、目の色が変わる。 
戦いの目から、愛の光を持った目に変わる。 


「ほんとうの自分が見えてくる55の問い」より
文芸社 2025年 1月発売
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13:00~15:30 ZOOM
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芳村思風一語一会 vol.5835
☆☆☆☆☆☆
悪化した人間関係を修復する5つの原則
☆☆☆☆☆☆
1.どんな人間でも好きになる実力を作る努力をする。

・相手の長所を見つけ出す
・自分から声をかける
・自分から挨拶をする。たとえ返ってこなくても続ける
・言葉以上に大切な目つき、表情、態度

2.誰からも好かれる実力をつける 

<理性的魅力>
a.知識の量
b.知恵
c.天分素質

<感性的魅力>
a.愛の力
b.意志の力
c.人間性
 
<肉体的魅力>
a.外見的魅力
b.目つき・表情・態度

3.対立を乗り越える実力をつける

・考え方、価値観、意見等の違いがあって当然
・説得しようとしない
・相手の考え方、価値観、意見の中から学ぶ
・取り入れるところは取り入れて、共に成長する
・わかってもらえないのは、話し方が悪いと考え
 わかってもらえるように話す努力をする
・「説得の論理」から「納得の論理」へ 


4.問題解決能力をつくる努力をする 

・問題とは、苦しめるためではなく、成長させるためにある
・問題はなくならない
・問題のない道はない
・問題を乗り越え続ける努力をする


5.真実への勇気を持つ努力をする

・真実への勇気とは、ホンネも建前も何もかもぶっちゃけてしまうこと
すべてをさらけ出してしまう勇気があるかないか
・真実は、「感動」の中にしかない
感動するとは、自分の命の真実、命の本質が共鳴すること
・「感動させる力」は、理屈で考えてもでてこない


「ほんとうの自分が見えてくる55の問い」より
文芸社 2025年 1月発売
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18:00~20:00 ミッドランド経営
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