芳村思風一語一会 vol.5834
☆☆☆☆☆☆
良い人間関係をつくる5つの原則
☆☆☆☆☆☆
1.人間への深い理解を心がける

愛すること、認めること、わかってあげること
誰も、自分が願っているようには愛してくれない。
誰も、自分が求めているようには認めてくれない。
「こんなに愛しているのに・・・」と思うことは、押し付けの愛
子供が求めている愛と父親母親が子供に対して抱いている愛とは少し違いがある。
自分が与える愛と相手が求める愛にはずれがある。
人と共に生きるためには、語りかけ、話し合い、
理解しあえるように努力する必要があるのです。


2.謙虚な理性をもつ

大切なことは、考えて得るものではなく、感じるもの
自分と違った考え方への対応の仕方、心づかい
説得するのではなく、納得させること。
自分の価値観や主張にこだわり対立するのではなく、
相手のいいところを取り入れる「発展的解消の論理」を知ること。

3.人間関係に完全性を求めてはならない

短所はなくならない。短所があってこそ人間
長所を伸ばす
偏見は、なくならない
我をなくす」のではなく、我を活かす・物欲も活かす
信じ、許し、待ち、育てることが愛。   

4.勝つことよりも、力を合わせること

勝つことよりも、力を合わせることに喜びを感じる=愛
力を合わせて共に成長していく
分裂から融合・統合へ
弱肉強食から適者生存へ
統合とパートナーシップ

5.ユーモアのセンスを持つ  

言葉を魂のあるものとして使えるようになる深い教養を身につける。



今までは社会生活の中で、
嫌いな人ともガマンしてうまくつき合える人が、
立派な社会人だとされてきた。

しかし最近では、気の合う人と生きていけばいい、
気の合わない人とは、ムリにつきあわなくてもいい、
と言われることが多くなってきた。
気の合う仲間としかつき合えない人が、増えてくると考えられる。
人間関係が苦手でうまくいかず悩んでいる人が多くいる。
新入社員の4割は、3年以内に
人間関係が原因で会社を辞めてしまうといわれる時代。
この人間関係の問題を乗り越えるのに必要な力が「愛の実力」。
 
愛の究極の目標は「素晴らしい人間関係をたくさんつくる」こと。
仕事も人生も素晴らしい人間関係をつくる力に大きく左右される。
愛は人間関係の力。
 
「愛は能力」であるので、実力として成長させる方法として
「よい人間関係をつくるための5つの原則」と
「悪化した人間関係を修復するための5つの原則」
を合わせて、愛の実力「人間関係10の原則」がある。


「ほんとうの自分が見えてくる55の問い」より
文芸社 2025年 1月発売
※感性論哲学の入門書的な書籍です

やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・

※芳村思風の講演会・勉強会の案内
・8月2日(土)東京思風塾
13:00~15:30 ZOOM
参加費:5000円

・四日市思風塾
8月5日(火)
18:00~20:00 ミッドランド経営
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思風庵哲学研究所
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芳村思風一語一会 vol.5833
☆☆☆☆☆☆
愛の実力を磨く「7つの愛の実践」
☆☆☆☆☆☆
人間は誰でも生まれてから死ぬまで
「愛されたい」という気持ちを持ち続けている
                
これまでずっと理性を成長させ、合理性を追求し、
理屈を言って論理で人を説得し、
理屈で正しいことを追求してきた。
誰もが「心が欲しい」と叫んでいるのに、
心ではなく理屈で答えている。

夫婦も理屈で言い争い、親子も理屈で対応して、
心をあげていない。
学校でも職場でも理屈が主であり、理屈が優先している。
理屈で、自分の正しさを主張し、対立をつくっている。
 
「心が欲しい」と叫びに応えて、心をあげる。

「心をあげる」とは何をあげるのか。
 
人間は誰もが
「認めて欲しい」
「わかって欲しい」
「ほめて欲しい」
「好きになって欲しい」
「信じて欲しい」
「許して欲しい」
「待って欲しい」

という思いを持ち続けている。
 
この「心が欲しい」という気持ちに応えることが愛の実践。
「7つの愛の実践」
1) 認めてあげる  
2) わかってあげる  
3) ほめてあげる
4) 好きになってあげる 
5) 信じてあげる 
6) 許してあげる
7) 待ってあげる


 
お父さんやお母さんが、
どれだけ子どものことを愛していても、
子どもが思っているような愛し方ではない。
「これだけ愛しているのに」
と男性が思っていても、
女性が思っている愛とは離れていることが多い。
 
与える人の思いと受け取る人の思いには、大きな差がある。
一致することはほとんどない。
誰もが自分の思っているようには、愛してくれない。
だから、人間は誰もが満たされない心を抱えている。
 
だから「心をあげる」とは、
「愛をあげること」であり、
「愛をあげ続けること」

「認めて、わかって、ほめてあげる」
「好きになって、信じて、許して、待ってあげる」
この努力を続けることが、愛。
 
「心が欲しい」という叫びに応じて
「心をあげる」という愛の努力を続けることで
愛の実力が磨かれ、人間の心は、つながっていく。




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芳村思風一語一会 vol.5832
☆☆☆☆☆☆
愛を能力として考え、愛の実力を成長させる
☆☆☆☆☆☆
愛を情緒や感情ではなく、理性に変わる問題解決能力と考える。
 
能力だから、愛を実力として成長させることができる。
では、どうすれば、愛の実力を伸ばすことができるのか。
 
時代の課題である平和な世界をつくり、
不完全な人間が幸せに生きていくために、
いちばん大切な力が愛の実力。
 
人間は不完全。
いろんな失敗をする。
失敗や短所をお互いが責め合っていたら、
社会は住むに堪えない地獄。
不完全な人間が安心して生きていける社会をつくっていくには、
理性的に責め合うのではなく、
愛を持って許しあって生きるという社会をつくること。
 
考え方や価値観が違うと対立し、
同じ考え方や価値観の人としか一緒に暮らせないと考える人、
また同じ価値観じゃないと一緒に仕事ができないという人
もたくさんいる。
相手が自分と同じ考え方の人としか一緒に暮らせないという人は、
自分しか認められない、自分しか愛せない人間。
自分と違った人間を愛するところに愛の原点がある。
 
現代の人間はみんな理性の奴隷となって、
理性的にしか生きられない。
理性的に生きることが人間の生き方だと考えている。

その結果、自分と同じ考え方の人としか付き合えないということになり、
宗教の違いで殺し合っているのが今の世界の現状。
これは、理性の奴隷となって理性的にしか愛せないという間違った愛のあり方。
 
考え方が違っても価値観が違っても、一緒に生きていける
一緒に生活していけるという力をつくることが、
愛の実力をつくること。
 
愛は人間関係の力。
愛の目的は素晴らしい人間関係をたくさんつくること。
今自分の持っている愛の力を、今よりもっと素晴らしいものにしていくこと。

愛は努力。
相手のために、どれだけ努力ができるかが愛の大きさ。
愛は、努力によって証明され、
行動を積み重ねることで愛の実力は成長する。
行動に結びつかない愛は、表面だけの愛。

「感性論哲学 人間関係 10の原則」より


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