週末に、
恋？というか、両思い的に仲がいいといった状況があるという話になった時に
「それって、
お互いのベクトルがどうやってそこに向き合っているんだろう？」
「私もその中に入りたいと思ってた。」
という発言を聞いていて
そんな中に入っていくという発想が私にはなかったから、
本当に人って違うんだなぁということを実感しました。
これが男女の仲だった場合がわかりやすいのだと思いますが、
そもそも私は
ベクトルが向き合う方向に理由を求めるものじゃない
それが恋というものだと思っていました。
もしかしたら、初恋のフィーリングを私は恋としているのかもしれませんが。
相手に好意を持っていた場合に
相手のベクトルを自分のほうに向けさせるべく
様々な作為を仕掛けてみたりという
そんなわかりやすい例は、よく韓国ドラマにありましたね。笑
私のほうだけを向いていてほしいという思い。
「お互いのベクトルがどうやってそこに向き合っているんだろう？
私もその中に入りたいと思ってた。」
という彼女は
ベクトルのことを気にしているのではなくて
その仲良くしている状態の中に
自分も加わりたい、加わるにはどうすればいいのか？
と考えていたのだと思います。
仲間に入るために
どうやったら自分のほうにもベクトルが向くのか？と。
自分もどうやったらベクトルを向けられるのか？と。
彼女は、比べるということがないから
価値観が違うとか、優劣の前提もわからなくて
何かそこに加わるためのやり方がわかれば
仲間に入ることができて
仲よくなれると思っていたのだろうと思います。
けれども、バトンに参加すれば
すべての人が違うことを知り、
どんな価値観を持っているのかということや
好意のベクトルがお互いに向いているかどうかなどということは
関係には関係ないことがわかります。
違うのが当たり前なのだから。
違いを知って
違っていていいんだ
という安心感の中で相手と一緒にいられます。
それも傍から見たら
同じように笑い合っていたりするのですから
仲良く見えることでしょう。
バトンで深めた方々ではない通常の社会では
同じ方向を向くことが前提ですから
違和感を感じる相手は排除されたりしますから
その中に入っていこうと思っても
違うはずの相手と同じことを思うように努めたり
同じ価値観を持たなければ加わることはできないのです。
一般的に
ベクトルが向き合っているように見えるのは
何かの好みや価値観が一致している場合ですが
その価値観がわからなければ
仲間に入れるはずもないですよね。
仲がいいとか恋愛や結婚の決め手も
実はそのほとんどが
価値観や趣味嗜好や条件の延長線上にあるものですよね。
私がバトンに参加していて驚いたのは
多くの人が、恋、初恋がわからないという事実があるようだ…ということでした。
そして、愛がわかるのであればいいのですが
愛すら好き嫌いのバランスの中を必死に探していて。
本質の動きは思考では辿り着かないもの
そらさんは、そう言っていたけれど
私は、恋も同じ感じじゃないかと思っていて。
その人が好き
一目惚れの瞬間に
そこに理由などなく
相手がどう思っているかも関係なくて
でもいつしか
いろいろと知って後から理由はつくられていくもので。
人を条件や好みで知っていくことで
その人を深く知った気になって
世の中の知識を得るほどに
そういった《自分の中に根拠を示せずあったもの》よりも
価値観や世間体によって自らつくり出した条件で
いつの間にか人を見るようになって選んでいたりして
そうやって
《最初にあった自分が本当に求めていたもの》は消している人もいるのかもしれませんね。
だから、
よいと思って選んだ相手とうまくいかなくなった時に
やっぱりあの人がよかった…という
その当時に選んだ条件ではない感覚が
後から再燃してくることもあったりして。
だからといって、
それがその通りだからといって、
それを間違った選択をした後悔として終わってほしくないと思います。
自分がいいと思って選んできたものの中にも
あなたの人生にとっての意味が必ずあるはずですし
それを選んだからこそ
後悔という経験があるように見えているけれど
きっとあなたは
まだ本当のことを知らないし
何よりも
これから先のことは
誰にもわからないのだから
shiho
私がこの年末に向かう出雲は縁結びの地らしく
道理で全国からやって来るのですね(*^ ^*)
あなたが幸せでありますように
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