みなさま、おはようございます。
通りを歩けば金木犀の香りがただよって、
あ、秋だな と感じる今日この頃。
小さい秋、見つけた。
金木犀、ドイツ語では Duftblüte(ドゥフトブルーテ)=香りのいい花。
日本のように 金/銀の区別はつけませんが、あの素敵な香りはドイツ語名になるほどなんですね。
今日も Qronik(クローニク)のご紹介です。
お花にちなんで、小花模様のカップ&ソーサー&ケーキ皿のご紹介。
『Colditz Porzellan社(CP社) カップ&ソーサー&ケーキ皿 3点セット〈黄花〉』
旧東ドイツ(DDR)のColditz Porzellan(CP)社。
ザクセン州にある、Colditz(コルディッツ)という町の老舗陶器メーカーです。
マイセンにも近く、陶器の町として名を馳せたコルディッツ。
当時の寝台・食堂車Mitropa(ミトローパ)で使われた食器の大部分はコルディッツ製。
そんな陶器の町で、CP社はVEB Colditz Porzellan(VEB=Volkseigener Betrieb=国営企業の意味)として、陶磁器生産を開始します。
DDRに存在した、DDRの会社。
DDR時代 を生き抜いたCP社ですが、1990年営業停止。
現在、この町に陶器職人はいないそうです。
東西ドイツ統一という歴史の中に飲み込まれた、一つの陶器メーカー。
哀愁あふれるキイロ花模様。ワンピースにありそうなレトロな柄。
独特のカタチも素敵です。
こんなティーセットでお茶会したら、嬉しくなるね。
きゅっととがった持ち手も指に馴染みます。
●サイズ(概寸)*
ケーキ皿直径19cm×高さ2cm、ソーサー直径14cm×高さ2cm、カップ直径9.5cm×高さ6.5cm